MSO231 「奇跡物語」外篇231 「エロ―ヒムの本心」を考える① 自由の創設の意味

「奇跡物語」

第三篇 『創造の法』篇(新しい経済学の創造)
ハルマゲドンの危機は、徐々に一人ひとりの生活にまで迫ってくるようになった。バブルの大崩壊、世界的な食糧危機、戦争の危機、金融崩壊は避けられないものとなった。そして、日本においては国家の財政破綻も間近に迫っている。
そんななかで、さとるたちは新しい経済学を打ち立て、善人がサバイバルをして新しい文明をつくる道を探る。

・ここでは、第三篇の前提になります、2021年の御生誕祭のご法話「エロ―ヒムの本心」の話をします。

 🙂 「エロ―ヒムの本心」を考える① 自由の創設の意味

・御生誕祭のご法話「エロ―ヒムの本心」は、真理の学習が十分でない方が自分の常識で解釈をしても、(間違いではないにせよ)「エロ―ヒムの本心」にいたらない印象があります。
・ご法話の主旨自体が、「自由な議論ができる社会をつくりたい」ということですので、私の考えを紹介します。(真理の学習をしている人間がそれぞれの解釈を交換することにより「エロ―ヒムの本心」に迫れると思います。)

・内容が難しいので、はじめに、私の考えたご法話の結論を示しておきます。

[私の考える御法話の結論]
「エロ―ヒムの本心」は、「中国を倒して(悪をなくして)自由を創設する」ことではなく、「自由を創設して悪を正せる社会をつくる」ことです。
(リバティー等の論調は、「中国を倒す正義」が中心になっています。)

[結論に至るための基礎知識]
・「全体主義と戦うために自由を創設する」というのが幸福の科学の基本思想ですが、この源流を理解するのに有用なのがハンナ・アレントの思想です。『ハンナ・アレントと「自由の創設」』で、主は、次のように説かれています。

「これ(全体主義という“この世の地獄”)を、どうやって食い止めるか」「大衆社会の病理に対して、無力な政治哲学者が、いかなるワクチンを打ち込むか」ということを考えて、(ハンナ・アレントは)思想を発信していたのです。

・また、「地球神への信仰とは何か」では、次のように説かれています。

今はまだ、地球全体を覆うほどの力を持ってはいないと思いますが、「この思想は、必ず、地球全体を覆う一種の免疫のような力を持っている」と、私は信じているのです。

[つまり・・・]
・「正義を樹立するには(中国という)個別の悪をやっつけるのではなく、どんな悪にも対応できる価値観が必要である」ということです。
・「コロナウィルスに対するワクチンを接種するのではなく、どんな病原菌にも対応できる免疫力とつける」ということです。
・「お金をばらまくのでなく、お金を稼ぐ方法を教える」ということです。
・「苦しみをなくすのではなく、どんな苦しみにも対処できる方法を教える」ということです。

(8月31日)

お知らせ

ブログランキング参加中です。
真実の霊界観を広めるためにご協力をお願いします。

にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアル・精神世界へ
にほんブログ村ランキング

「奇跡物語」

第一篇 『鋼鉄の法』篇(火と水の試練) (公開済み)
[宇宙戦争編]:コロナパンデミックが起き、米中戦争が始まる。
[心の法則編]:天上界からのインスピレーションを受けたサトルは絶対幸福の境地をかいま見るようになる。
[投資編]:経済崩壊のなかで、株価の下落を見込んだサトルに対し、実際の市場はバブルを形成し、サトルの投資成績はマイナスに終わった。

サトルの受けているどのインスピレーションが「高次元の世界から来ているのか」、「表の世界から来ているのか」、「裏の世界から来ているのか」、はたまた「闇の世界の影響もうけているのか」、そして「ほんとうに人類の救済ができるのか」、その結果は第2篇以降で次第に明らかになってくる(と思われる)。

第二篇 『秘密の法』篇(宇宙戦争の真実)(公開済み)
ユートピア建設に向けて、「絶対幸福の境地」と「1億円の資金作り」を目指すサトルは、「心のなかの宇宙戦争」を経験し、『秘密の法』に説かれている教えを実践して、自分の「常識」を変え、世界を、より美しく、喜びに満ちたものにすることができた。そして、自分の人生の目的と人生計画を確信した。
「奇跡物語」第二篇はその実践記である。

公開済みの記事をご覧になりたい方は、
⇒GMS02「『奇跡物語』第一篇 記事一覧」
⇒GMS03「『奇跡物語』参考資料一覧」
⇒GMS04「『奇跡物語』外篇記事一覧」
⇒GMS05「『奇跡物語』第二篇記事一覧」
をご覧ください。