MSO343 「奇跡物語」外篇343 映画「宇宙の法」を考える③ 逆転している「弟子の表現」と「エロ―ヒムの本心」の違い

「奇跡物語」

第三篇 『エロ―ヒムの降臨』篇(新しい経済学の創造)
ハルマゲドンの危機は、徐々に一人ひとりの生活にまで迫ってくるようになった。バブルの大崩壊、世界的な食糧危機、戦争の危機、金融崩壊は避けられないものとなった。そして、日本においては国家の財政破綻も間近に迫っている。
そんななかで、さとるたちは、現代のダビデとなるべく「エロ―ヒムの本心」、『エロ―ヒムの降臨』、「今、メシアが語るべきこと、なすべきこと」に込められた主の御心を実現する道を探る。

 🙂  逆転している「弟子の表現」と「エロ―ヒムの本心」

・映画「宇宙の法」を見て、一番はじめに感じたことは、「ここで表現されていることは『エロ―ヒムの本心』で主が説かれている内容とは違う」ということです。それは、当サイトに以前掲載した「『エロ―ヒムの本心』を考える」で書いた内容とまったく同じ内容ですので、それを再掲します。

「エロ―ヒムの本心」は、「中国を倒して(悪をなくして)自由を創設する」ことではなく、「自由を創設して悪を正せる社会をつくる」ことです。
(リバティー等の弟子の論調は、「中国を倒す正義」が中心になっています。)

・「エロ―ヒムの本心」と弟子の表現したものから受ける印象は、「原因と結果が逆になっている」という言い方もできるし、「目的と手段が逆になっている」という言い方もできると思います。以下に、「弟子の表現」と「エロ―ヒムの本心」の目的と手段が逆転していると思われるところを紹介します。
(「ほんらいは、『地球防衛軍の戦い』は『エロ―ヒムの本心』を実現するための手段であるのに、映画では『地球防衛軍の戦い自体を救世運動の目的のように描いている』という印象を受けた」という意味です。)

① 誰が主人公か
[弟子の表現] 自分たちが悪を倒して戦いに勝利することが目的(という印象)
[エロ―ヒムの本心] 「魂修行の場としての地球を護ること」が大切
(ほんらいの主役は地球人類であり、魂修行が中心テーマ。地球防衛軍はそれを保護するための脇役、もしも、映画が、「地球人類が努力をして悪をやっつける」というストーリーなら「エロ―ヒムの本心」に近いと考えられる。)
(ヤイドロン様やメタトロン様は、霊言のなかで、「自分たちは利害のない立場」と言われている)

② 悪の意味
[弟子の表現] この地上から悪をなくすことが目的(という印象)
[エロ―ヒムの本心] 多様性を護るために善悪の基準をつくることが重要
(初めから悪者がいて、それをやっつけるという発想では多様性のある社会はできない)

③ この地上の目的
[弟子の表現] 悪をなくしてこの地上を人々が生きやすい世界にすることが目的(という印象)
「エロ―ヒムの本心」 魂修行として、人々が善を選び取る訓練をすることが地上人生の目的
(要するに、「あの世が目的であり、この世は手段である」のに、映画では「この世が目的のように描かれている」ということ。)

④ 地獄のはじまり
[弟子の表現] 悪い奴がいるから地獄ができた(悪魔が地獄をつくったという印象)
「エロ―ヒムの本心」 恐怖心が地獄をつくった(人間が地獄をつくった)
(「恐怖心を起こす悪は魂修行のための材料」とも考えられる)

⑤ 地球の試練
(『エロ―ヒムの降臨』のまえがきで、「エロ―ヒムの時代は地球の試練の時代である」と説かれている)
[弟子の表現] 試練の原因となる悪を粉砕することが善(という印象)
[エロ―ヒムの本心] 人類を育むために試練を与える(参考『永遠の仏陀』)

・わかりやすく言うためにきつい言い方をすると、弟子の表現するものは天動説に映るのです。自分から見た神様を表現していて、「神様の立場からものを見ていない」という印象を受けるのです。)

(10月20日)

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「奇跡物語」

第一篇 『鋼鉄の法』篇(火と水の試練) (公開済み)
[宇宙戦争編]:コロナパンデミックが起き、米中戦争が始まる。
[心の法則編]:天上界からのインスピレーションを受けたサトルは絶対幸福の境地をかいま見るようになる。
[投資編]:経済崩壊のなかで、株価の下落を見込んだサトルに対し、実際の市場はバブルを形成し、サトルの投資成績はマイナスに終わった。

サトルの受けているどのインスピレーションが「高次元の世界から来ているのか」、「表の世界から来ているのか」、「裏の世界から来ているのか」、はたまた「闇の世界の影響もうけているのか」、そして「ほんとうに人類の救済ができるのか」、その結果は第2篇以降で次第に明らかになってくる(と思われる)。

第二篇 『秘密の法』篇(宇宙戦争の真実)(公開済み)
ユートピア建設に向けて、「絶対幸福の境地」と「1億円の資金作り」を目指すサトルは、「心のなかの宇宙戦争」を経験し、『秘密の法』に説かれている教えを実践して、自分の「常識」を変え、世界を、より美しく、喜びに満ちたものにすることができた。そして、自分の人生の目的と人生計画を確信した。
「奇跡物語」第二篇はその実践記である。

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