A406 観の転回で光を入れる

・この記事は、シリーズ4「心の変革の秘訣」の六番目の記事です。

観の転回

・ここまでに、「宗教的な光の不足がマイナス思考の原因である」というお話をしてきました。
・この項では、「心に光を入れる秘訣」を伝授します。

・心に光を入れる一つの方法は、「心の揺れ」をなくすことです。
・正確に言うと、「心の揺れをなくす」のではなく、「心の揺れを感じなくする」のです。

・心の揺れを感じなくするには「観の転回(*1)」をします。
*1:「観の転回」とは、「今までと違った見方をする」ということです。

・どのような「観の転回」かというと、「心の揺れを小さくする」のではなく、「心(の内的空間)を大きくする」のです。

・たとえば、アメンボウにとって「大きな波」に感じる水面の揺れは、人間にとっては「さざ波」です。
・同じように、同じ「心を揺らすできごと」でも、人によって受け取り方は変わってきます。
・心の内的空間を大きくすると、一つひとつの事件はすごく小さく感じるようになってくるのです。

すべてのことは、ほんとうはささいなことなのです。

リチャード、穏やかに生きるには、二つのルールがある。
一、小さなことにくよくよするな。
二、すべては小さなことだ。
(リチャード・カールソン『小さなことにくよくよするな』より)

 

心の揺れを小さくする方法

・心を大きくする方法は、大きく三つあります。

1 時間を長くする

・一つめは、「心の中で認識できる時間」を長くする方法です。
・これには次のような方法があります。

① 十年先(前)、二十年先(前)の自分を考える

・マイナス思考の人は、目の前の現実のことしか考えていません。
・未来を構想することで大きな気持ちになれます。

・私が、東大合格を目指したのは、10歳くらいの時です。
・私は、50歳のときに、天才を目指して、30年計画を考えました。

・本サイトの基本的考え方は、「十年努力をすれば、十倍の力を出せる」、「三十年努力をすれば、百倍の力を出せる」です。

② 自分の来世を考える。この地上に生まれる前の自分を考える

・マイナス思考の人は、目の前の現象にとらわれていて、ものごとの本質を見失っていることが多くあります。
・人生の本来の目的がわかると、目の前の「苦しみ」の意味が見えてきます。

③ 人類の歴史や未来を考える(歴史小説などがおすすめです)

・歴史にでてくるいかなる時代と比べても、現代の日本ほど恵まれた時代はありません。
・過去の時代を生き抜いた人の智慧や勇気にふれることで、今の自分の苦しみは小さくなっていきます。

 

2 空間を大きくする

・二つめは、「心の中で認識できる空間」を大きくする方法です。
・これには、次のような方法があります。

① 他人の幸・不幸を考える

・A407で、詳しくお話をします。

② あの世の天国、地獄を考える

・A408で、お話をします。

③ 人類全体の幸・不幸を考える

・たとえば、戦争とかユートピアについて考えます。
・大きな問題意識を持てば、小さな悩みはとびます。

3 心を見つめる

・三つめは、「心を見つめる」方法です。
・これには、次のような方法があります。

① 自分の心の揺れを見つめる

・反省をして、心の曇りをとる方法です。
・宗教的な光を入れるための王道です。
・毎日の修行がいります。

② 心の幸福を考える

・人生の本質論を考えるということです。
・認識力を向上させる必要があります。
・勉強がいります。

③ 守護霊からのインスピレーションを受ける

・王道は、①と同じ、反省をして心の曇りを取る方法です。
・仕事ができるようになり、多くの人に役に立つようになると、指導霊からのインスピレーションを得られるようになります。
・守護霊から、どのような御指導が入るかは、一人ひとりの性格によって変わってきます。
・本サイトで「心の勉強」をすすめていくと、だんだん見えるようになってくると思います。

・次の記事は、A407です。

 

<参考書籍>