MS1222 「奇跡物語」57 静かに行くものは遠く行く

「奇跡物語」
・至高神主エル・カンターレの直説金口の法が説かれる奇跡の時代。人類に襲いかかるハルマゲドンの危機。そこに隠された地球の未来計画。
そのなかで貯金残高200万円、年金暮らしの老人が、「絶対幸福」と「1億円の財産づくり」を目指す、実話に基づいた現在進行形の小説です。
(月曜日から土曜日までの毎日17:07に公開予定です。)

・詳しくは、⇒GMS01「『奇跡物語』の御案内」をご覧ください。

(以下本編 第2章 3 「絶対幸福の世界」へ)

[静かに行くものは遠く行く]

・「静かに行くものは遠く行く*」、これが、さとるが出した結論である。

*静かに行くものは遠く行く:『仏陀再誕』に出てくる仏言

・その理由は、大きく三つある。

・一つ目は、「人目につく成功は人の嫉妬心をあおって妨害に会う」からである。
・私たちは、成功をすると自慢したくなる。自慢をすれば、嫉妬心を呼び起こし、邪魔されるのが人の常である。宗教であれば迫害が起きる。
(迫害の原因は嫉妬心と考えられる。)
(本人は意識しなくても、成功談は自慢話になる。さとるは、それが理解できずに、これまでに何度も失敗をしている。)

・二つ目は、「人からほめられるようになると自我が強くなって、ほんらいの理想を忘れる」からである。
・人間は弱い存在である。人からほめられると、知らず知らずのうちにそちらの方に意識が行き、自我が強くなってしまうものである。すると、ほんらいの目的を忘れてしまうものである。

・三つ目は、「そもそもユートピア建設というのは無限の時間のなかで達成していくもの」だからである。

・キリスト教には「一粒の麦」のたとえがある。仏教には「耐え忍びの教え」がある。大川隆法総裁先生は、「信仰と天才」のご法話で、「『情熱』『努力』『忍耐』『継続』の天才であってほしい」と説かれている。
・真理伝道者にとって焦りは最大の敵であり、時間は最大の味方なのである。

(10月10日)

「奇跡物語」目次(現在公開中の記事)

⇒MS0000「プロローグ - 真実の世界、幻の現実」

・第1章 奇跡のはじまり
1 復活
2 さとるの苦悩
3 発展の構図
4 火と水の試練

・第2章 光の世界
1 光る人生
2 使命の実現へ
3 絶対幸福の世界

公開済みの記事をご覧になりたい方は、
⇒GMS02「『奇跡物語』記事一覧」をご覧ください。

お知らせ

ブログランキング参加中です。
真実の霊界観を広めるためにご協力をお願いします。

にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアル・精神世界へ
にほんブログ村ランキング

参考資料について

・「奇跡物語」の理解を深めるための参考資料です。

⇒MSR001「トルストイの『戦争と平和』の主人公ピエールの体験と私の体験」

・公開済みの記事をご覧になりたい方は、
⇒GMS03「『奇跡物語』参考資料一覧」をご覧ください。