MS1318 「奇跡物語」77 日本の迷走のはじまり

「奇跡物語」
・至高神主エル・カンターレの直説金口の法が説かれる奇跡の時代。人類に襲いかかるハルマゲドンの危機。そこに隠された地球の未来計画。
そのなかで貯金残高200万円、年金暮らしの老人が、「絶対幸福」と「1億円の財産づくり」を目指す、実話に基づいた現在進行形の小説です。
(月曜日から土曜日までの毎日17:07に公開予定です。)

・詳しくは、⇒GMS01「『奇跡物語』の御案内」をご覧ください。

(以下本編 第3章 3 「コロナパンデミック狂騒曲」[日本の迷走のはじまり]続き)

・テレビのモーニングショーは人気お笑いタレントのコロナ感染による死亡を報じていた。
・時間は朝の7時。春を足音が聞こえてきて、日は長くなってきたが、宇都宮の朝はまだ寒い。今日は、朝川町で3月の学習会が行われる日である。さとるは北海道に旅立つ前に、部屋のこたつに入りながら朝食の後のコーヒーを飲んでいた。

・「このちぐはぐな感じがするコロナ騒動はおさまることはないな」と、さとるは感じた。コロナ感染がはじまってから、テレビはコロナ一色である。政府や自治体もいろいろな政策を打ち出している。人々も、いろいろな防衛策をとっている。しかし、さとるからすると、すべてがちぐはぐなのである。
・2月のはじめ、テレビでは朝から晩までクルーズ船での感染の模様を伝えていた。
(感染の恐怖なのか、船内にいる人々の人権の問題なのかはわからないが、さとるには、中東情勢や香港やウィグル地区で起きている事件に比べたら小さな問題にしか見えないことがみんなの最大関心事なのだ。)
・日本全国で感染者数も死亡者数もインフルエンザに比べ圧倒的に少ないのに、ドラッグストアーからマスクが消え、電車にのるときにマスクをしていないと白い眼で見られる。安倍首相は学校の休校の要請をしたが、それにどの程度の意味があるのかわからない。
・3月の中旬のワイドショーの最大の関心事は、常識的には開催できない東京オリンピックが開催されるかどうかであった。
(ワクチンもない感染病が世界中に広がっているのに、なぜ、オリンピックの開催の適否が議論の対象になるのか、さとるには理解できなかった。)
・オリンピックの延期が決まったとたん、小池都知事は首都封鎖の可能性について言及をし、外出自粛を求めた。安倍首相はリーマンショックを越える経済対策を訴えたが、現実味に乏しい。
・人々は、連休中に浮かれて花見でにぎわったが、感染が少し拡大すると、また恐怖心で縮こまりはじめた。

・リーマンショックのときにも、東日本大震災のときにも、間違った恐怖感で闇を拡大させた日本であるが、また同じようなことが起きそうである。

≪株価情報≫
2020年3月31日:日経平均 18917円 さとるの持っている株の株価 1212円
持ち株数 3840株 口座残金 1296640円 総額 5999206円
2019年11月8日:日経平均 23422円 さとるの持っている株の株価 912円
持ち株数 4495株 口座残金 148630 総額 4099440円

(11月5日)

「奇跡物語」目次(現在公開中の記事)

⇒MS0000「プロローグ - 真実の世界、幻の現実」

・第1章 奇跡のはじまり
1 復活
2 さとるの苦悩
3 発展の構図
4 火と水の試練

・第2章 光の世界
1 光る人生
2 使命の実現へ
3 絶対幸福の世界

・第3章 中国終わりのはじまり
1 コロナパンデミックのはじまり
2 生々流転の法則
3 コロナパンデミック狂騒曲

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⇒GMS02「『奇跡物語』記事一覧」をご覧ください。

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参考資料について

・「奇跡物語」の理解を深めるための参考資料です。

⇒MSR001「トルストイの『戦争と平和』の主人公ピエールの体験と私の体験」

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