MS1402 「奇跡物語」87 人影が消えた街

「奇跡物語」
・至高神主エル・カンターレの直説金口の法が説かれる奇跡の時代。人類に襲いかかるハルマゲドンの危機。そこに隠された地球の未来計画。
そのなかで貯金残高200万円、年金暮らしの老人が、「絶対幸福」と「1億円の財産づくり」を目指す、実話に基づいた現在進行形の小説です。
(月曜日から土曜日までの毎日17:07に公開予定です。)

・詳しくは、⇒GMS01「『奇跡物語』の御案内」をご覧ください。

(以下本編 第4章 1 [人影が消えた街]つづき)

・いつもは賑やかな東京の玄関口から明かりも人影も消えている。

・今日は、朝川町の4月の学習会の日である。いつものように羽田空港に来たさとるは、その静けさにあぜんとした。京急の改札を出て第一ターミナルについたサトルが南ウィングの方を見てみると、多くの電気が消えていて薄暗かった。北ウィングの方の電気はついていたが人は閑散としていて、多くのお店はしまっている。出発ロビーに入って搭乗口に向かう途中にあるトイレにもロープが張られていて閉じられていた。

・さとるは、朝川町に行くときは、2時に出発するANA67便を使うのだが、今回は欠航していて11:30発のスカイマークで行くことにしていた。搭乗口についても客はまばらであり、飛行機の出発のアナウンスもほとんど聞こえない。

・4月に入ってから日本では、コロナ騒動はさらに大きくなった。政府は4月7日に緊急事態宣言をした。小池都知事は、4月25日から5月6日までの十二日間、『いのちを守るSTAY(ステイ) HOME(ホーム)週間』として、休業や外出抑制を要請した。
・多くの国民はその要請に素直にしたがい、銀座や浅草など行楽スポットから人混みは消えた。

・<これでは多くの霊人が予言しているように、ほんとうに大恐慌がきてしまいそうだ>と、さとるは思った。

・コロナ騒動が大きくなるとともに、主は、コロナパンデミックがらみの霊言を次々に降ろされた。ぞれを時系列で並べると次のようになる。
4月6日:ズールー神、
4月9日:国之常立神、エドガー・ケーシー、
4月14日:ジョン・レノン、釈尊、
4月18日:イエス・キリスト

(11月17日)

「奇跡物語」目次(現在公開中の記事)

⇒MS0000「プロローグ - 真実の世界、幻の現実」

・第1章 奇跡のはじまり
1 復活
2 さとるの苦悩
3 発展の構図
4 火と水の試練

・第2章 光の世界
1 光る人生
2 使命の実現へ
3 絶対幸福の世界

・第3章 中国終わりのはじまり
1 コロナパンデミックのはじまり
2 生々流転の法則
3 コロナパンデミック狂騒曲

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参考資料について

・「奇跡物語」の理解を深めるための参考資料です。

⇒MSR001「トルストイの『戦争と平和』の主人公ピエールの体験と私の体験」

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