MS4236「奇跡物語」431 悪いところを直すことに熱中しない 

「奇跡物語」

第四篇 『太陽の法』篇(太陽が昇る時)
ロシアのウクライナ侵攻が始まり、世界経済は記録的なインフレとなりバブルは崩壊をはじめ、スタグフレーションの道を歩み始めた。
サトルたちは、「たとえ空に雲海がひろがっても、その上に太陽が輝いていること」を世界の人々に知らしめるための準備を進める。

(以下本編 3 光の吸収と発散-天才教育論)

[悪いところを直すことに熱中しない]

・天才教育の第三のエッセンスは「悪いところを直すことに熱中しない」である。正確に表現すると、「悪いところを直すことに熱中をしてはいけないが、無視をしてもいけない」ということになる。

・前の記事で、「世間の常識に流されると自分の中心概念が護れない」という話をした。天才教育においていちばん弊害となる世間の常識の一つは「悪いところを直すのはよいことだ」という常識である。人間の長所と短所は裏腹の関係にある。短所を直すことを第一に考えると、いちばん大切な長所を損ねる可能性があるのである。(短所は誰にでも見えるが、天才の長所=本質は同じことができる才能を持った人間にしかわからない。)

・藤浪の例に戻る。前述した通り、藤浪がスランプに陥った時にいろいろな人がいろいろなアドバイスをすると想像される。しかし、アドバイスというのは、だいたい、悪いところを直すためのアドナイスである。(藤浪の最大の課題は制球難である。)
・藤浪はそのことを知っていた。だから、いろいろなコーチや先輩のアドバイスをまじめに聞かず、自分独自の道を進んだ。これは部分的には正しいのだが、大きな欠点もある。コーチや先輩は投球の技術論を教えることはできなかったとしても、人生や野球選手の先輩としても藤浪に教えたいことがいっぱいあったはずである。野村氏の発言から推測するに、藤浪にはこういったアドバイスも聞く耳をもたなかったのだと思われる。
(一般的には、人は方法論を教えたがる。しかし、ほんとうに大切な教育は本質論の方なのである。

(7月20日)

「奇跡物語」第四篇 第2章 3 光の吸収と発散-天才教育論

⇒[光の吸収と発散]
⇒[天才教育のエッセンス]
⇒[初めに言い訳を]
⇒[故野村監督の藤浪へのアドバイス]
⇒[自分の才能あるものに熱中する]
⇒[中心概念を発見する]
⇒[豪傑タイプの中心概念]
⇒[中心概念の顕現を邪魔するもの]
⇒[悪いところを直すことに熱中しない]
⇒[イノベーションの習慣を持つ]
⇒[自分のフォームを固める]
⇒[人生の天才、各分野の天才]
⇒[天才教育の五つのエッセンスは同じことを言っている]

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「奇跡物語」

第一篇 『鋼鉄の法』篇(火と水の試練) 
[宇宙戦争編]:コロナパンデミックが起き、米中戦争が始まる。
[心の法則編]:天上界からのインスピレーションを受けたサトルは絶対幸福の境地をかいま見るようになる。
[投資編]:経済崩壊のなかで、株価の下落を見込んだサトルに対し、実際の市場はバブルを形成し、サトルの投資成績はマイナスに終わった。

サトルの受けているどのインスピレーションが「高次元の世界から来ているのか」、「表の世界から来ているのか」、「裏の世界から来ているのか」、はたまた「闇の世界の影響もうけているのか」、そして「ほんとうに人類の救済ができるのか」、その結果は第2篇以降で次第に明らかになってくる(と思われる)。

第二篇 『秘密の法』篇(宇宙戦争の真実)
ユートピア建設に向けて、「絶対幸福の境地」と「1億円の資金作り」を目指すサトルは、「心のなかの宇宙戦争」を経験し、『秘密の法』に説かれている教えを実践して、自分の「常識」を変え、世界を、より美しく、喜びに満ちたものにすることができた。そして、自分の人生の目的と人生計画を確信した。
「奇跡物語」第二篇はその実践記である。

第三篇 『エロ―ヒムの降臨』篇(新しい経済学の創造)
ハルマゲドンの危機は、徐々に一人ひとりの生活にまで迫ってくるようになった。バブルの大崩壊、世界的な食糧危機、戦争の危機、金融崩壊は避けられないものとなった。そして、日本においては国家の財政破綻も間近に迫っている。
そんななかで、さとるたちは新しい経済学を打ち立て、善人がサバイバルをして新しい文明をつくる道を探る。

公開済みの記事をご覧になりたい方は、
⇒GMS02「『奇跡物語』第一篇 記事一覧」
⇒GMS03「『奇跡物語』参考資料一覧」
⇒GMS04「『奇跡物語』外篇記事一覧」
⇒GMS05「『奇跡物語』第二篇記事一覧」
⇒GMS06「『奇跡物語』第三篇記事一覧」
⇒GMS07「『奇跡物語』第四篇記事一覧」
をご覧ください。