MS4252「奇跡物語」447 「弟子が六大煩悩にとらわれているのではないか」という話の続き

「奇跡物語」

第四篇 『太陽の法』篇(太陽が昇る時)
ロシアのウクライナ侵攻が始まり、世界経済は記録的なインフレとなりバブルは崩壊をはじめ、スタグフレーションの道を歩み始めた。
サトルたちは、「たとえ空に雲海がひろがっても、その上に太陽が輝いていること」を世界の人々に知らしめるための準備を進める。

(以下本編 4人類の悲劇と六大煩悩の克服)

[「弟子が六大煩悩にとらわれているのではないか」という話の続き]

・前回、「私たちの真理の学習レベルは幼稚園児レベル」という話をした。しかし、本人がそれを悟らずに高校や大学のレベルにいると思うと地獄に堕ちることになる。今回は、その話をしたい。

・主は、『悟りの挑戦』の「無明からの脱却」で、「弟子が六大煩悩にとらわれている」ことをそれとなく諭してくださっている。(それが自覚できれば小学校レベルになる。ある程度統御できれば大学レベルである。)

・「無明からの脱却」では、夏目漱石の「こころ」が話が出てくる。「こころ」では、「恋する女性の取り合いをして友達を死においやってしまった主人公の遺書」が題材になっている。(表面的には)「友達を死に追いやったことを悔いた人が自殺をした」という話である*。

*ほんとうはす違う話だと考えられますが、「ほんとうの話」は難しくなるので、わかりにくい方は飛ばしてください。:(本質的には)「西洋文化(新しい時代)の風潮からくる欲望に負けて明治の精神を貫けなかった主人公が、明治の精神を護るために明治天皇に殉教した乃木将軍にならい自殺をした」という話である。
(この明治の精神は、主がおっしゃられている精神的主柱の精神と同様のものである。最近の教えで言えば武士道の精神である。)

・主は、焦点を主人公ではなく、友達の方にあてている。そして、「六大煩悩に敗れて地獄に堕ちているのは、主人公の方ではなく友達の方だ」と説かれている。私には、「この友達」というのが、「弟子の姿」にだぶって見えるのである。その理由は以下の通りである。

① お寺の息子で、本人は悟った気になっている。しかし、実際は、修行ができてなく、親から勘当されている。(修行をしていないのに、それなりに「悟っている」という気になっている弟子はたくさんいると思われる。)

② この世的な能力が高く、仏教より西洋的発展の思想(教え)の方が好きである。(とにかく、八正道を実践できている弟子は少ない気がする。)

③ 自分の恋は純粋で、友達(主人公)に自分の恋する人を略奪されたと思っている。(ほんとうは「地獄的な愛であった」ということ。ほとんどの弟子も、活動をして「与える愛」を実践している気になっていると思われる。)

④ 自分のことを理解できない周りの人々を憎んで自殺をしている。(「周りのせいで救世運動がうまくいかない」と思って、あきらめている弟子も多い。)

・主は「無明からの脱却」で、次のように説かれている。

ただペーパー上の〇×で百点をとれる人は大勢います。それは、記憶力がよければ、あるいは時間をかければできることです。しかし、それを実体験で、自分の生活で生かし切れるかどうか、これが鍵なのです。これを体得しきれないかぎり、本当の意味で無明からの脱却はしていないと言えると思います。
 この話を参考にして、各人が自分の問題を解いていただきたいと思います。

(8月9日)

「奇跡物語」第四篇 第2章 4 人類の悲劇と六大煩悩の克服

⇒[人類の悲劇と六大煩悩の克服]
⇒[なぜ、大川宏洋氏は天才になれなかったのか①]
⇒[なぜ、大川宏洋氏は天才になれなかったのか②]
⇒[『釈尊の未来予言』]
⇒[六大煩悩が起こす人類の悲劇]
⇒[悲劇を引き寄せている現代人の常識=愚かな心]
⇒[ふつうの子供を育てるのと天才を育てるのは、どちらがかんたんか]
⇒[繰り返します、みんなの常識が悲劇を引き寄せているのです]
⇒[救世運動を阻害しているものの正体①]
⇒[救世運動を阻害しているものの正体②]
⇒[「正見」をするためのたとえ話を一つ]
⇒[「弟子が六大煩悩にとらわれているのではないか」という話の続き]
⇒[自分の地獄的な心に気がつかない三つの理由-三つの勘違い①]
⇒[自分の地獄的な心に気がつかない三つの理由-三つの勘違い②]
⇒[自分の地獄的な心に気がつかない三つの理由-三つの勘違い③]
⇒[危機の時代を主の目(ご法話)から見てみると①]
⇒[危機の時代を主の目(ご法話)から見てみると②]

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「奇跡物語」

第一篇 『鋼鉄の法』篇(火と水の試練) 
[宇宙戦争編]:コロナパンデミックが起き、米中戦争が始まる。
[心の法則編]:天上界からのインスピレーションを受けたサトルは絶対幸福の境地をかいま見るようになる。
[投資編]:経済崩壊のなかで、株価の下落を見込んだサトルに対し、実際の市場はバブルを形成し、サトルの投資成績はマイナスに終わった。

サトルの受けているどのインスピレーションが「高次元の世界から来ているのか」、「表の世界から来ているのか」、「裏の世界から来ているのか」、はたまた「闇の世界の影響もうけているのか」、そして「ほんとうに人類の救済ができるのか」、その結果は第2篇以降で次第に明らかになってくる(と思われる)。

第二篇 『秘密の法』篇(宇宙戦争の真実)
ユートピア建設に向けて、「絶対幸福の境地」と「1億円の資金作り」を目指すサトルは、「心のなかの宇宙戦争」を経験し、『秘密の法』に説かれている教えを実践して、自分の「常識」を変え、世界を、より美しく、喜びに満ちたものにすることができた。そして、自分の人生の目的と人生計画を確信した。
「奇跡物語」第二篇はその実践記である。

第三篇 『エロ―ヒムの降臨』篇(新しい経済学の創造)
ハルマゲドンの危機は、徐々に一人ひとりの生活にまで迫ってくるようになった。バブルの大崩壊、世界的な食糧危機、戦争の危機、金融崩壊は避けられないものとなった。そして、日本においては国家の財政破綻も間近に迫っている。
そんななかで、さとるたちは新しい経済学を打ち立て、善人がサバイバルをして新しい文明をつくる道を探る。

公開済みの記事をご覧になりたい方は、
⇒GMS02「『奇跡物語』第一篇 記事一覧」
⇒GMS03「『奇跡物語』参考資料一覧」
⇒GMS04「『奇跡物語』外篇記事一覧」
⇒GMS05「『奇跡物語』第二篇記事一覧」
⇒GMS06「『奇跡物語』第三篇記事一覧」
⇒GMS07「『奇跡物語』第四篇記事一覧」
をご覧ください。