MS4254「奇跡物語」449 自分の地獄的な心に気がつかない理由-三つの勘違い② 

「奇跡物語」

第四篇 『太陽の法』篇(太陽が昇る時)
ロシアのウクライナ侵攻が始まり、世界経済は記録的なインフレとなりバブルは崩壊をはじめ、スタグフレーションの道を歩み始めた。
サトルたちは、「たとえ空に雲海がひろがっても、その上に太陽が輝いていること」を世界の人々に知らしめるための準備を進める。

(以下本編 4人類の悲劇と六大煩悩の克服)

[自分の地獄的な心に気がつかない理由-三つの勘違い②]

② ふつうの心が地獄的な心である

・「自分が地獄に堕ちないと思っている」二つ目の勘違いは、「自分の本音が地獄に通じているのに、それに気づいていない」ということである。これは、二つの側面から説明できる。

・一つは、「地獄の心とはどんな心なのか」という側面である。私たちの心の奥は五欲で満ちている。表面上は理性でおさえていても、「色欲、金銭欲、名聞欲、食欲、睡眠欲が満たされることが幸福」と感じ、「それが満たされないと不幸」と感じているのである。『仏説・八正道』では、「欲望のぼうるのなかを泳ぐなり」と説かれており、『真理の言葉・正心法語』では、「人生の急流にこそ棹さして」と説かれている。私たちの日々の生活は、欲望の暴流のなかを漕ぎ渡っている小舟のようなものなのである。その自覚がないので、小舟があちらこちらにぶつかって傷ついていてもほったらかしなのである。(この心の傷が苦しみの原因である。)

・もう一つは「天国的な心とはどのような心なのか」という側面である。天国的な心で生きている時に、私たちは感動をする。喜びの発見がある。
・もし感動もない日々を送っているのであれば、それは、欲望の暴流のなかにいるということなのである。具体的に言えば、私たちの日常には、ちょっとした不安や、嫉妬心、不平不満があるものである。それは「心が揺れている」ということなのである。「周囲にスモッグをまき散らしている」ということなのである。だから、毎日反省が必要なのである。

・逆に、心が天国的であるときは、心はなぎのようにきれいであり、光が入り感動があるのである。『永遠の仏陀』では、次のように説かれている。

(魂が清らかな時、)与えられた食物、与えられた環境、大自然、
すべてのものに、感謝の思いが込みあげて、
光に満ちた気持ちになるであろう。

(8月11日)

「奇跡物語」第四篇 第2章 4 人類の悲劇と六大煩悩の克服

⇒[人類の悲劇と六大煩悩の克服]
⇒[なぜ、大川宏洋氏は天才になれなかったのか①]
⇒[なぜ、大川宏洋氏は天才になれなかったのか②]
⇒[『釈尊の未来予言』]
⇒[六大煩悩が起こす人類の悲劇]
⇒[悲劇を引き寄せている現代人の常識=愚かな心]
⇒[ふつうの子供を育てるのと天才を育てるのは、どちらがかんたんか]
⇒[繰り返します、みんなの常識が悲劇を引き寄せているのです]
⇒[救世運動を阻害しているものの正体①]
⇒[救世運動を阻害しているものの正体②]
⇒[「正見」をするためのたとえ話を一つ]
⇒[「弟子が六大煩悩にとらわれているのではないか」という話の続き]
⇒[自分の地獄的な心に気がつかない三つの理由-三つの勘違い①]
⇒[自分の地獄的な心に気がつかない三つの理由-三つの勘違い②]
⇒[自分の地獄的な心に気がつかない三つの理由-三つの勘違い③]
⇒[危機の時代を主の目(ご法話)から見てみると①]
⇒[危機の時代を主の目(ご法話)から見てみると②]

お知らせ

ブログランキング参加中です。
真実の霊界観を広めるためにご協力をお願いします。

にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアル・精神世界へ
にほんブログ村ランキング

「奇跡物語」

第一篇 『鋼鉄の法』篇(火と水の試練) 
[宇宙戦争編]:コロナパンデミックが起き、米中戦争が始まる。
[心の法則編]:天上界からのインスピレーションを受けたサトルは絶対幸福の境地をかいま見るようになる。
[投資編]:経済崩壊のなかで、株価の下落を見込んだサトルに対し、実際の市場はバブルを形成し、サトルの投資成績はマイナスに終わった。

サトルの受けているどのインスピレーションが「高次元の世界から来ているのか」、「表の世界から来ているのか」、「裏の世界から来ているのか」、はたまた「闇の世界の影響もうけているのか」、そして「ほんとうに人類の救済ができるのか」、その結果は第2篇以降で次第に明らかになってくる(と思われる)。

第二篇 『秘密の法』篇(宇宙戦争の真実)
ユートピア建設に向けて、「絶対幸福の境地」と「1億円の資金作り」を目指すサトルは、「心のなかの宇宙戦争」を経験し、『秘密の法』に説かれている教えを実践して、自分の「常識」を変え、世界を、より美しく、喜びに満ちたものにすることができた。そして、自分の人生の目的と人生計画を確信した。
「奇跡物語」第二篇はその実践記である。

第三篇 『エロ―ヒムの降臨』篇(新しい経済学の創造)
ハルマゲドンの危機は、徐々に一人ひとりの生活にまで迫ってくるようになった。バブルの大崩壊、世界的な食糧危機、戦争の危機、金融崩壊は避けられないものとなった。そして、日本においては国家の財政破綻も間近に迫っている。
そんななかで、さとるたちは新しい経済学を打ち立て、善人がサバイバルをして新しい文明をつくる道を探る。

公開済みの記事をご覧になりたい方は、
⇒GMS02「『奇跡物語』第一篇 記事一覧」
⇒GMS03「『奇跡物語』参考資料一覧」
⇒GMS04「『奇跡物語』外篇記事一覧」
⇒GMS05「『奇跡物語』第二篇記事一覧」
⇒GMS06「『奇跡物語』第三篇記事一覧」
⇒GMS07「『奇跡物語』第四篇記事一覧」
をご覧ください。