MS4432「奇跡物語」548 因果が逆になっている主と弟子の考え

「奇跡物語」

第四篇 『太陽の法』篇(太陽が昇る時)
ロシアのウクライナ侵攻が始まり、世界経済は記録的なインフレとなりバブルは崩壊をはじめ、スタグフレーションの道を歩み始めた。
サトルたちは、「たとえ空に雲海がひろがっても、その上に太陽が輝いていること」を世界の人々に知らしめるための準備を進める。

(以下本編 2 智慧の実現 - 縁起の理法を見抜く)

[因果が逆になっている主と弟子の考え]

(以下は、サトルの5月28日の親しい人へのメールです。)

みなさまへ(5月28日)「メシアの法を改めて学ぶ③ - 因果が逆になっている主と弟子」

・「「今、メシアが語るべきこと、なすべきこと」の要点を学んで、私が言いたいことの二つ目は、「主と弟子とでは、救済に対する考え方の原因と結果の関係が逆になっている」ということです。そのため主の教えを実現できない(奇跡が起きない)のだと思います。

・私たちは、「中国の全体主義を崩壊させればユートピアができる」と思っていました。(中国崩壊が原因=いちばんの関心事で、ユートピアは結果です。)「中国を崩壊させるには日本の国が強くなればよい」と思っていました。(中国の崩壊が目的です。)「日本の国が強くなるには幸福実現党が政権を取ればよい」と思っていました。(ここでは日本の国が目的です。)「幸福実現党のよさが伝えることにより伝道しよう」と思っていました。(政治活動が原因で伝道が結果です。)

・しかし、主のお考えは逆であるような気がします。「ユートピア建設の反省材料(指標あるいは砥石)として中国の全体主義がある。」「真理が広がれば、自然と中国の全体主義は崩壊する」「真理が広がれば幸福実現党は政権入りできる。」要するに、真理や伝道が目的です。(信者数を増やす伝道ではなく、真理を伝えるという意味での伝道が目的です。)

・もちろん、政治活動と伝道は循環によって発展する部分もありますから、主も弟子も100%一方通行で考えていたわけではありませんが、「『何が本質か』という点において、主のお考えを正確に受け止めていなかったのではないか」ということです。(というか、現時点でも、「本質という意味がわからず、結果主義でしか動けない人間がほとんどではないのか」というのが私の正直な感想です。「本質がわからない」ということは唯物論でしか考えられないということです。)

2022年12月17日記:「宗教の本道を歩む」との関係で言いますと、天動説である弟子はこの世の結果を目的にしているが、地動説の主はあの世の本質を目的にしているということです。

(12月17日)

「奇跡物語」第四篇 第4章 2 智慧の実現 - 縁起の理法を見抜く 

⇒[智慧の実現 - 縁起の理法を見抜く]
⇒[今、何が起きているか ー 現実の世界で起きていることと『十字架の女②』を読み解く]
⇒[世界同時不況の始まり]
⇒[乱高下する株価]
⇒[株価の乱高下の理由 ー 借金に借金を重ねている世界]
⇒[緊迫する世界情勢]
⇒[トルストイが教えてくれる歴史的事件の正しい見方]
⇒[国民を動かす力]
⇒[トルストイの結論]
⇒[私たちの知るべきこと(エル・カンターレ祭ご法話の主旨を考える)]
⇒[危機の時代を乗り越える方法]
⇒[『メシアの法』を改めて学ぶ]
⇒[弟子が持っている危険な思想]
⇒[因果が逆になっている主と弟子の考え]
⇒[小説『十字架の女③』を読み解く]

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「奇跡物語」

第一篇 『鋼鉄の法』篇(火と水の試練) 
[宇宙戦争編]:コロナパンデミックが起き、米中戦争が始まる。
[心の法則編]:天上界からのインスピレーションを受けたサトルは絶対幸福の境地をかいま見るようになる。
[投資編]:経済崩壊のなかで、株価の下落を見込んだサトルに対し、実際の市場はバブルを形成し、サトルの投資成績はマイナスに終わった。

サトルの受けているどのインスピレーションが「高次元の世界から来ているのか」、「表の世界から来ているのか」、「裏の世界から来ているのか」、はたまた「闇の世界の影響もうけているのか」、そして「ほんとうに人類の救済ができるのか」、その結果は第2篇以降で次第に明らかになってくる(と思われる)。

第二篇 『秘密の法』篇(宇宙戦争の真実)
ユートピア建設に向けて、「絶対幸福の境地」と「1億円の資金作り」を目指すサトルは、「心のなかの宇宙戦争」を経験し、『秘密の法』に説かれている教えを実践して、自分の「常識」を変え、世界を、より美しく、喜びに満ちたものにすることができた。そして、自分の人生の目的と人生計画を確信した。
「奇跡物語」第二篇はその実践記である。

第三篇 『エロ―ヒムの降臨』篇(新しい経済学の創造)
ハルマゲドンの危機は、徐々に一人ひとりの生活にまで迫ってくるようになった。バブルの大崩壊、世界的な食糧危機、戦争の危機、金融崩壊は避けられないものとなった。そして、日本においては国家の財政破綻も間近に迫っている。
そんななかで、さとるたちは新しい経済学を打ち立て、善人がサバイバルをして新しい文明をつくる道を探る。

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⇒GMS05「『奇跡物語』第二篇記事一覧」
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⇒GMS07「『奇跡物語』第四篇記事一覧」
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