MS4534「奇跡物語」591 ジョージ・ソロスの「ソロスは警告する」

「奇跡物語」

第四篇 『太陽の法』篇(太陽が昇る時)
ロシアのウクライナ侵攻が始まり、世界経済は記録的なインフレとなりバブルは崩壊をはじめ、スタグフレーションの道を歩み始めた。
サトルたちは、「たとえ空に雲海がひろがっても、その上に太陽が輝いていること」を世界の人々に知らしめるための準備を進める。

(以下本編 3 文明崩壊から新文明創造の構図)

[ジョージ・ソロスの「ソロスは警告する」]

(2023年2月21日記:この記事は、前項の「バブルはどのようにつくられるのか」の補足説明的位置づけです。)

・私は、最近、世界の金融ネットワークの頂点にいるジョージ・ソロスがリーマンショックが起きる直前に書いた「ソロスは警告する」を読みました。この本は次の四つの点で興味深かったので紹介したいと思います。

➀ バブルの造成と崩壊の過程をうまく説明している
・ソロスは新しい経済学のパラダイムとして「再帰性理論」という思想を提唱していますが、それがバブルの造成と崩壊の過程をうまく説明しています。
(これが、私が同書を読んだ理由です。)

② ソロスの認識力の高さ
・ソロスはカントのいうところの純粋理性と実践理性の区別がついており、純粋理性のみに基づいた近代経済学とそれにもどづいた金融政策の限界を喝破しています。

③ 金融ネットワークの実体が垣間見える
・現代の市場を動かしている中心にいるのはユダヤ系の金融ネットワークであり、その中心人物のひとりがジョージ・ソロスであることは周知の事実です。ジョージ・ソロスの言葉から金融ネットワークの実体が垣間見えます。

④ 近代経済学の限界とエル・カンターレの思想のすごさ
・ソロスは認識力が高く、バブルの造成と崩壊の過程をうまく説明しています。しかし、新しい経済の創造の理論に関しては不十分です。(幸福の科学の言葉を使うと六次元から五次元に逆戻りしている感じがします。)
・同じ傾向は、マルクス、ケインズ、バフェット、ビル・ゲイツにも見られます。また、同じ視点からシュンペータ―、ハイエクの経済学の限界も見えてきます。
・エル・カンターレの思想を実現する「新しい経済学の創造」に関しては別途詳しく論じるつもりですが、かんたんに言うと、エル・カンターレの思想では「弁証法的発展」が説かれていて、これが新しい経済学の創造の要諦になっています。一方、個々の思想家や実業家は一見矛盾したことがらの統合ができずに一断面だけを追究したり、二つの断面を別々に扱うことしかできていません。

(次回へ続く)

(2月22日)

「奇跡物語」第四篇 第5章 3 文明崩壊と新文明創造の構図

⇒[文明の崩壊と新文明創造の構図]
⇒[文明崩壊と新しき繁栄の時代へ]
⇒[本節の要点]
⇒[「異次元投資法」の奇跡の足跡の紹介]
⇒[この一年間の異次元投資法の実績 - 奇跡のにおい]
⇒[2022年9月から12月の株価の変遷]
⇒[逆金融相場 - 危機の原因➀と株価の推移]
⇒[危機の原因② ー バブルはどのようにつくられるのか]
⇒[ジョージ・ソロスの「ソロスは警告する」]
[ソロスの再帰性理論 - バブル造成と崩壊の過程]
⇒[反騰期の市場ニュースと株価の推移]
⇒[バブル崩壊 - 危機の原因③と株価の推移]

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「奇跡物語」

第一篇 『鋼鉄の法』篇(火と水の試練) 
[宇宙戦争編]:コロナパンデミックが起き、米中戦争が始まる。
[心の法則編]:天上界からのインスピレーションを受けたサトルは絶対幸福の境地をかいま見るようになる。
[投資編]:経済崩壊のなかで、株価の下落を見込んだサトルに対し、実際の市場はバブルを形成し、サトルの投資成績はマイナスに終わった。

サトルの受けているどのインスピレーションが「高次元の世界から来ているのか」、「表の世界から来ているのか」、「裏の世界から来ているのか」、はたまた「闇の世界の影響もうけているのか」、そして「ほんとうに人類の救済ができるのか」、その結果は第2篇以降で次第に明らかになってくる(と思われる)。

第二篇 『秘密の法』篇(宇宙戦争の真実)
ユートピア建設に向けて、「絶対幸福の境地」と「1億円の資金作り」を目指すサトルは、「心のなかの宇宙戦争」を経験し、『秘密の法』に説かれている教えを実践して、自分の「常識」を変え、世界を、より美しく、喜びに満ちたものにすることができた。そして、自分の人生の目的と人生計画を確信した。
「奇跡物語」第二篇はその実践記である。

第三篇 『エロ―ヒムの降臨』篇(新しい経済学の創造)
ハルマゲドンの危機は、徐々に一人ひとりの生活にまで迫ってくるようになった。バブルの大崩壊、世界的な食糧危機、戦争の危機、金融崩壊は避けられないものとなった。そして、日本においては国家の財政破綻も間近に迫っている。
そんななかで、さとるたちは新しい経済学を打ち立て、善人がサバイバルをして新しい文明をつくる道を探る。

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⇒GMS02「『奇跡物語』第一篇 記事一覧」
⇒GMS03「『奇跡物語』参考資料一覧」
⇒GMS04「『奇跡物語』外篇記事一覧」
⇒GMS05「『奇跡物語』第二篇記事一覧」
⇒GMS06「『奇跡物語』第三篇記事一覧」
⇒GMS07「『奇跡物語』第四篇記事一覧」
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