MSR34 「奇跡物語」参考資料34 プラトンの洞窟の比喩

「奇跡物語」
・至高神主エル・カンターレの直説金口の法が説かれる奇跡の時代。人類に襲いかかるハルマゲドンの危機。そこに隠された地球の未来計画。
そのなかで貯金残高200万円、年金暮らしの老人が、「絶対幸福」と「1億円の財産づくり」を目指す、実話に基づいた現在進行形の小説です。
(月曜日から土曜日までの毎日17:07に公開予定です。)

・詳しくは、⇒GMS01「『奇跡物語』の御案内」をご覧ください。

(以下参考資料)

 🙂 プラトンの洞窟の比喩

洞窟の比喩

・プラトンは「国家」のなかで、光の世界の姿とそれを理解できない地上人間の認識力の低さを説明するために、次のような「洞窟の比喩」の話をしています。
(大川隆法総裁先生は、私の知るかぎり2回このお話をされています。)

・洞窟の中に囚人たちが縛られています。
・この囚人たちは、前しか見ることができません。
(お互いの存在も見ることができません。)
・囚人たちの後ろには光源があり、その光源の前(囚人たちの後ろ)に人形劇の舞台のようなものがあります。
・囚人たちの前にはスクリーンがあり、その人形劇の舞台と自分たちが影絵のように映っています。
・囚人たちは、その影絵を観て、それがほんとうの世界だと思っています。
・囚人たちのうちの一人が、縛られているなわをほどき、振り返ると、そこに光が見えます。
(はじめは、まぶしくて見えませんが、だんだん光が見えるようになってきます。)
・そして、光と人形劇の舞台と自分たちの存在と影絵のからくりを理解します。
・真実を理解した囚人は、ほかの囚人たちがいる世界に還って、自分が見たことを報告します。
・他の囚人たちは、光を見た囚人のことを「気が狂った」といってバカにします。

洞窟の比喩が象徴しているもの

・このたとえは、以下のように読み取れます。

・縛られている囚人は真理を知らない人々の意識です。
(今の日本で言えば唯物論者です。)
・光は神様です。
・影絵は地上界で起きている現象です。
・縛られているなわをほどいた囚人は菩薩、如来です。
(ソクラテスを暗示しています。)

洞窟の比喩で言いたいこと

・このたとえの言いたいことは以下の通りです。
① 人間が実在と思って見ているこの世の世界は実在の世界の影である。
② 霊的世界に実在がある。
(実在=光=神)
③ 人間は、真理を語っている人の言うことに耳を傾けなさい。

・ついでに言うと「真理を語る人の言葉に耳を傾けないと、真理に目を開かせるために環境が変わりますよ」というのがハルマゲドンの意味だと思います。)

・さらに、一言つけ加えるとすると、(個人的な印象ですが)「大川隆法思想の源流 ハンナ・アレントと『自由の創設』」という難しい本がありますが、この本で説かれたいことは、この「洞窟の比喩」の構造を理解すると少しは理解できるようになると思います。

(9月23日)

「奇跡物語」目次(現在公開中の記事)

⇒MS0000「プロローグ - 真実の世界、幻の現実」

・第1章 奇跡のはじまり
1 復活
2 さとるの苦悩
3 発展の構図
4 火と水の試練

・第2章 光の世界
1 光る人生
2 使命の実現へ

公開済みの記事をご覧になりたい方は、
⇒GMS02「『奇跡物語』記事一覧」をご覧ください。

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参考資料について

・「奇跡物語」の理解を深めるための参考資料です。

⇒MSR001「トルストイの『戦争と平和』の主人公ピエールの体験と私の体験」

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