努力が続かない理由
- この記事は、シリーズ1「心の力による幸福の実現」の四番目の記事です。
- 一番目の記事は、こちら⇒A101です。
成功論を学んでも成功しない理由
- 世の中には、数多くの「成功論」や「悩み解決法」があります。
- しかし、本を読んで実際に成功する人の数は限られています。
- なぜ、本を読んだだけでは、成功できないのでしょうか?
- その理由としては、次のようなことが考えられます。
1 内容が、むずかしくて理解できない
- ふつう、人の話というのは、半分も理解できないことが多いです。
- 抽象的な話はわかりません。
- 具体的な話を自分に置きかえることもむずかしいです。
2 内容は理解できても、実践できない
- これには、幾つかの理由があります。
① 実践のイメージがわかない。
② 実践するのがめんどうくさい。
③ 実践の継続ができない。
その結果、次のようなことが起きています。
3 読む方が自分勝手な解釈をして、実践する
- 読む人は、自分に都合の悪いところは読み飛ばします。
- 読む人は、自分の理解できないところは読み飛ばします。
- 読む人は、自分の理解できたところだけをつなげ合わせます。
- その結果、どこかでうまくいかなくなって挫折します。
自分の常識を疑ってみる
・その実例を一つあげます。次のようなときにあなたはどうしますか?
① お金に困ったとき
② 病気になったとき
③ 劣等感で苦しんでいるとき
- こうしたときに、前の項でお話をしたように、「進歩型の人間」と「調和型の人間」では、まったく逆の反応をします。
① お金に困ったときに、
「進歩型の人間」は、投資(進撃)をしようとします。
「調和型の人間」は、節約(撤退)しようとします。
② 病気でなったときに
「進歩型の人間」は、「あなたがいないと困る」と言われると元気が出ます。
「調和型の人間」は、「何も心配いらないからね」と言われると安心します。
③ 劣等感で苦しんでいるときに、
「進歩型の人間」は、自己顕示欲を出します。
「調和型の人間」は、ひと目を避けるようにします。
・問題解決のときには、だいたい自分の苦手な方向に行かなければいけません。
・しかし、人間は苦手な方向にいきたがりません。
・だから、自分の苦手な問題解決法を聞きたがりません。
・つまり、自分の苦手な問題解決法を聞いても、自分勝手な解釈を入れて、逆な行動をしてしまうのです。
・したがって、問題解決をするには、
自分のタイプを知り、自分の常識を疑ってみることが大切になります。
・この次の記事(⇒A105)では、人間のタイプ別の問題点について考えていきます。