MS1129 「奇跡物語」30 悪霊憑依の体験

「奇跡物語」
・至高神主エル・カンターレの直説金口の法が説かれる奇跡の時代。人類に襲いかかるハルマゲドンの危機。そこに隠された地球の未来計画。
そのなかで貯金残高200万円、年金暮らしの老人が、「絶対幸福」と「1億円の財産づくり」を目指す、実話に基づいた現在進行形の小説です。
(月曜日から土曜日までの毎日17:07に公開予定です。)

・詳しくは、⇒GMS01「『奇跡物語』の御案内」をご覧ください。

(以下本編)

[悪霊憑依の体験]

・<胃がひっくり返るような強い吐き気に襲われて、思わず道にうずくまった。>

・さとるは、マリリンとの電話を切った後で、1991年の御生誕祭*の準備会の会場に向かうときに、自分が悪霊に憑依されて動けなくなった体験を思い出した。

*1991年の御生誕祭:御生誕祭は大川隆法総裁先生の御生誕を祝う幸福の科学の行事、1991年の御生誕祭は、第1回の御生誕祭で、東京ドームで行われた。

・悪霊に憑依された原因は大伝道のストレスに耐えられなかったからである。
・1991年は、幸福の科学が大伝道を開始した年である。さとるは、3月から宇都宮統括支部の課長に就任していた。しかし、大伝道の動乱のなかで、さとるはキャパオーバーになった。
(キャパオーバーというか、目標自体が無茶苦茶な目標であった。)

・仕事で結果を出すための考え方はには大きく二つある。
・「どんなことをしても結果を出すのが大事」という結果主義タイプと、「まごころを込めて仕事をすればいずれ結果はでる」というまごころ派タイプである。
・さとるは宗教的人間であり、まごころ派タイプである。

・さとるは、「幸福の科学は宗教であるのでまごころを重視する」と思っていた。ところが、驚いたことに、当時の幸福の科学は目標ありきの仕事であった。
(当時、生命保険会社や証券会社出身の幹部も多く、会のなかは一般の営利企業と同じような仕事の仕方をしていた。)しかも、その目標数は常軌を逸した目標数*であった。

*全国100万人体勢を目指していた幸福の科学の目標数は人口の1%であった。実際の会員数はその十分の一以下、熱心な会員の数は百分の一ぐらいであった。

・その結果、全国の支部からはウソの伝道報告が日常化していた。
(要するにバブル伝道だったのである。)
・さらに、さとるが信じられなかったのは、「無理な目標数を受け入れて活動した人々は成果を出し昇進をし、バブル伝道に否定的であった人々は次々に悪霊に憑依されていった」という事実であった。

・そして、さとるも悪霊に憑依されてしまった。

(8月31日)

「奇跡物語」
⇒MS0000「プロローグ - 真実の世界、幻の現実」

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