L105a 光の言葉⑤ 心を平らかにする

お金がなくとも、肩書がなくとも、世の人びとの評判がなくとも、根本的なところで幸福を感しるときがあるのです。

それは、自分の生命というものが、この一日の時間のなかで確かに燃焼しているという充実感だと思います。

そのときの心の状態を説明するとすれば、まず言えることは、ひじょうに静かな状態があったということではないかと思います。

静かなるときに、なぜそういうものを感じるのでしょうか。それは、この世ならざる聖なるものを感じることがあるからだと思うのです。

「心を平らかにする」という、この一点を心に刻んでおいてください。やがて、「それが大変なことなんだな」ということが、だんだんわかってくるようになります。この「心を平らかにする」という、それだけのことを続けていくだけで、いつの間にか偉大な人格に自分が変わっていくことを知るでしょう。
そして、私が言っていることの意味が、あるいは百数十冊以上の書物で言いつづけていることの意味が、必ずやこの一点のなかに集約されて見いだされるでしょう。
(『人生の王道を語る』)

💡当サイトの基本的な考え方

・人間の本質は心です。
ほんとうの幸福とは、心で光を感じることです。
(⇒L000「幸福とは何か」)
・心で光を感じるためには、心を平らかにすることが必要です。