SEG191019 新復活を考える - 映画からの学び

 🙂 映画「世界から希望が消えたなら」

映画「世界から希望が消えたなら」が公開されました。
・今回の映画は、実話に基づくもので、救世運動のなかで、「どのような真理のもとに何が起きているのか」ということを知るための貴重な資料となると思います。

・そこで、私なりに、映画から学べることを考えてみたいと思います。

話の要点

・今回の話の要点は、次の三つです。

① 「わからないこと」をわかる
・以前の記事でも書きましたが、最近の私が強く感じるのは、「わからないことをわかる」ということです。
(「理解できないことがあることを知る」ということです。)
(「全部を理解しようとするとかえってわからなくなる」ということです。)
(ソクラテス流に言うと、「無知を知る」ということになるかもしれません。)

② 縁起の理法を考える
・今回の映画のテーマである「新復活」に関して、どんな縁起の理法が働いているのかを考えたいと思います。

③ 捨てる
・今回の学びの結論は「捨てる」ということです。

 🙂 使命の実現に向けて

わからないことをわかる

① 私の勘違い

・はじめに、私の勘違いを告白します。

・私は、今回の映画のテーマは、「病気治しの奇跡」と考えていました。
(今年の前半の「僕の彼女は魔法使い」とあわせて、今年は「病気治しの奇跡」を起こして伝道をする年と考えていました。)

・しかし、『イエス・キリストの霊言』のなかで、「そうした見方は真理を小さくしている」という主旨のお言葉がありました。
(映画のテーマは、「救世主の復活」であり、「単なる肉体の復活ではない」ということです。)

② 自分の認識レベルを知る

・私たちは、どうしても、自分の認識レベルでものごとを考えて判断をしてしまいます。
・しかし、救世運動の過程で起きていることは、間違いなく私たちの認識レベルを超えています。
(たとえば、私たちは、現在やここ数年のことを考えてものごとを判断しがちですが、主は千年の単位、万年の単位でものごとを考えていらっしゃいます。)

「自分の認識レベルを超えることが起きている」という前提でものごとの判断をしていかないと、間違えることが多くなると思います。

縁起の理法は正確に働く

・私にとって衝撃だったのは、『イエス・キリストの霊言』の次のお言葉です。

とにかくね、病気を境にして前後際断してるんですよ。(幸福の科学の)教団史が。それまでの教団史とその後とは「別」になっているので、これは、やっぱり、「別の教団」になっているんですよ。

・「主の御病気の前後で、幸福の科学は別の教団になっている」ということです。
・私には、その自覚はあまりありませんでした。
(「教えが進化した」ということは感じていましたが、ご病気が原因だとはまったく思っていませんでした。)

・どのような別の教団になったかというと、「主の悟りが深まり、救世主の自覚が深まった」ということです。
・つまり、「それまでは、救世主の自覚が小さかった」ということになります。
・そして、その原因は、前夫人の存在です。

・これを逆から見ますと、「前夫人とのことがらと、肉体的な死、復活」が縁起の理法でつながっていることになります。
(これが、映画のメインテーマです。)

(主の復活と教団が変わったことに関する縁起に関して、私なりの解釈はあるのですが、前述しましたように、私たちの認識レベルを超えることが起きていますので、一部だけを切り取った因果関係の説明は控えます。)

捨てる

・第三の要点は、「捨てる」ということです。
(受け取めるべき映画のメッセージは、人それぞれですが、仏弟子の修行課題として受け止めるべきメッセージは「捨てる」ということだと思います。)

・「主が救世主としての自覚を深める」ということは、「家庭愛を捨てて、世界愛をとった」ということでした。

・これは、私たちにとっても重要な、学びのポイントだと思います。

菩薩界に還る条件は、家族愛よりも主への愛を優先することです。
・その選択は、当然、一人ひとりに任されていますし、家族愛をとって、責める人は誰もいないと思います。

・「一人ひとりが自分の責任で考えればよい」ということだと思います。

・また、一般論としても、「無限の富を得るためには、代償の法則が働く」という言ことを説かれています。

今回の結論

「無限なるものを得るためには、有限なるものを捨てることが必要」ということだと思います。

 

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