SEB10 『永遠の仏陀』第3章 精進の力④

🙂 精進の力をつける

・この記事は、シリーズSEB「『永遠の仏陀』講座」の記事です。

・シリーズSEBでは、『永遠の仏陀』の深読にチャレンジします。
・ここ4回にわたって、第3章「不滅の力」の「精進の力」ついて学んでいます。

三つの要点

・前々回紹介した「精進の力」を身につけるための三つの要点を再掲します。

① 命をかける
・仏は、「精進は命をかけて行うもの」と説かれています。
・これを、現実の問題として考えられるかどうかがポイントです。

② 当たり前のことをやる
・「命をかける」というのは、私たちにとっては非常に厳しい教えですが、仏にとっては「当たり前のことを当たり前にする」という教えでもあります。

③ 心の弱さと徹底的に戦う
・「命をかける」のが、厳しく感じられるのは、己の心の弱さのせいです。
・心の弱さと戦うのが、仏弟子の使命です。

・今回は、三番目の「心の弱さと徹底的に戦う」ということを深く考えていきたいと思います。

 🙂 心の弱さと徹底的に戦う

『永遠の仏陀』では、次のように説かれています。

おまえたちは、
相手と闘っているような気持ちでいるかもしれない。
しかし、ほんとうは、そうではない。
自分自身と闘っているのだ。
自分自身の恥ずかしさと闘っているのだ。
自分自身の羞恥心と闘っているのだ。
己の怠け心と闘っているのだ。
己の世間体と闘っているのだ。
つまらぬプライドと闘っているのだ。
このような、自分の弱さと象徴するものと、
徹底的に戦うことだ。(p136)

 

・人間は弱い存在です。
・自分に甘くできています。

・しかし、ほんとうの幸福は「厳しい道」のなかにあります。

・結局、仏弟子の人生とは、己の弱さと徹底的に戦う人生だと思います。

・特に、今世は、私たちは、とてもとても恵まれた生活をしています。
・飢え死にするようなことはめったにありません。
・命がけで戦わなくても、生活していけます。
・特別の修行をしなくても、主の教えを聴けます。

・これだけ、恵まれた状況で己に厳しくすることは、逆に、非常に難しいと言えます。
(私は、コロナ危機も宏洋氏の問題も本質はここにあると思っています。)
(恵まれた状態で慢心していた結果、危機が起こり、転落が起こったのだと思っています。)
(このことに関しては、次回から詳しくお話をします。)

・しかし、自分さえその気になればどんな修行もすることができます。

「自らの運命を自分で切り開く」のか、「世の中に流されて生きる」のかを決めるのは自分自身の心一つです。

今回の結論

意志の力がすべてである。
自分の心をコントロールして、自分なりの修行をすること。

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