🙂 学びを深める三つのステップ
・この記事は、シリーズSEB「『永遠の仏陀』講座」の記事です。
・前回は、『永遠の仏陀』の第1章から、「信仰を深める三つのステップ」を学びました。
今回の要点
・今回は、「学びを深める三つのステップ」を学びます。
・三つのステップは以下のとおりです。
① 価値を知る
・真理の価値、真理を学ぶことの価値を知ることが第一のステップです。
② 心を開く
・真理を学ぶには帰依の精神が必要です。
③ すべてを学ぶ
・価値を知り、帰依の精神ができれば、「真理を学びつくす」という姿勢がでてきます。
🙂 真理の価値を知る
・真理を深く学ぶための第一のステップは、真理の価値を知ることです。
・『永遠の仏陀』には、次のように説かれています。
仏法真理を知った悦びは、
どのような金銀財宝にもかえることができないほど
尊いものであるのだ。(p36)
あなたがたにとって、いちばん大切なものは、
魂を高めるということなのだ。
魂の糧となるものを選び取るということなのだ。
魂の悦びをもって、人生最大の悦びとせねばならんのだ。(p37)
法を知ることの悦びを、すべてのものの上に置け。(p39)
・仏法真理を学ぶよろこびは、魂にとって最大のよろこびです。
・しかし、私たちは、その事実をすぐに忘れてしまいます。
・そこで、主は、次のようにも説かれています。
仏法真理を学びたる悦びは、
これは何物にもかえがたいものなのだ。
この事実は、何度くり返しても、充分すぎるということはない。
今回の結論1
・私たちは、「真理の学びが最大の悦びである」という事実を、何度も何度も、心に刻まないといけないのです。
🙂 自分勝手な解釈をしない
・真理を学ぶときに、私たちが間違えやすい点は、「真理を自分勝手に解釈してしまう」ということです。
・いちばん極端な例は、「真理をウソだと思い信じない」ということですが、真理を信じているつもりになっている人間でも、「真理を自分の都合のよいように解釈してしまう」ことはしばしばあります。
・具体的には、次のような場合があります。
① 自分の不利益になるものは信じない
・真理には多面性、両面性があります。
・たとえば、真理は、「進歩」も「調和」も、よしとします。
・しかし、進歩的タイプの人は、「発展的な真理は受け入れるが、調和的な真理を受け入れない」というようなことが、しばしば起きます。
② 自分の理解できないものは、「ない」ことにしてしまう
・また、自分が理解できない真理を「ない」ことにしてしまうこともよく起こります。
・たとえば、「宇宙の法」が理解できないときに、宇宙人の存在を考えないで、社会の動きを考えます。
(あるいは、考えることをしません。)
・経済の動きが理解できないときに、経済のことを考えないで会社の経営方針の批判をしたりします。
③ 自分の理解できるものだけを、「正しい」と考える
・上の例を逆に言えば、人間は、自分が深く理解できていること、得意なことから、物事を判断しようとします。
・お金持ちは、お金の観点からものごとを判断します。
・知性が発達している人は、知性的にものごとをとらえようとします。
・感性が豊かな方は、感性の判断を優先します。
・しかし、真理はすべての人が、幸福になるために説かれています。
・たとえ、自分が理解できなくても、自分にとって不都合であろうとも、真理は真理として厳然とあります。
・私たちは、すべての真理を理解することはできませんが、それを追い求めることによって、確実に幸福に近づきます。
・一見、私たちにとって不利と思われる真理もありますが、それを追究すれば、そこにほんとうの幸福への道が開けます。
・したがって、真理の存在を信じて、常に心を開いて、真理を求めていくことが必要です。
🙂 無限の道を歩む
・上に述べたことを別の言葉で言えば、真理の学びには限界がありません。
・真理を学べば学んだけ幸福になれます。
・真理を学びつくそうと思う心が必要です。
・『永遠の仏陀』には、次のように説かれています。
仏より流れ出すところの、一切の教えを、学ぼうと誓え、
仏より流れ出すところの、一切の真理を、学び尽くそうとせよ。
そうであってこそ、
あなたがたは無限の力を得ることができるのだ。
遠き道を歩んでゆかんとするならば、
この力を身につけよ。
魂の糧を、一つ残らず、食べ尽くすのだ。
そして、永き道のりを、共に歩いてゆくのだ。(p49)
今回の結論2
・仏の教えは無限です。
・しかし、魂の生命も無限です。
・私たちの努力の可能性も無限です。
・その無限の道を歩んでいくことが、魂の最大の悦びです。
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