マイナス別マイナス思考対策
- この記事は、シリーズ4「心の変革の秘訣」の五番目の記事です。
マイナス思考の原因
- この項では、マイナス思考の「心の傾向性」を修正するために、「マイナス思考」の原因について考えていきます。
- 人は、なぜ、マイナス思考におちいるのでしょうか?
- 人が「マイナス思考」をするのは「危機を察知する」ためです。
- ウサギでも、ネズミでも、身に危険が及びそうなときは逃げます。
- どんな動物にも、身を守るための防衛反応はあります。
- つまり、「マイナス思考」は防衛反応の現れです。
- したがって、マイナス思考の傾向性を持つ人というのは、「防衛反応の強い人」ということが言えます。
タイプ別のマイナス思考対策
- ・ここで、思い出していただきたいのが、ファイル108でお話をした人間のタイプです。
- マイナス思考の傾向性を持つタイプには、まじめタイプと協調タイプがいます。
- それぞれの場合について考えてみます。
① まじめタイプの場合
- まじめタイプの人間は、「発展しなければ」という気持ちと「現実から逃げたい」という二つの気持ちのせめぎ合いがあります。
- その結果、二つに分かれます。
- 一つは、「発展しなければ」という気持ちがまさって無理をするケースです。
- このケースでは、表面意識は「がんばろう」と思うのですが、潜在意識は「逃げたい」と思っています。
- もう一つは、失敗体験などにより、逃げたい気持ちの方が強く出るケースです。
- このケースでは、表面意識は「逃げたい」のですが、潜在意識は「がんばらなくては」という気持ちを持っています。
- このように、まじめタイプの人は、表面意識と潜在意識が逆の方向を向いていて、苦しむことが多くあります。
- 具体的には、ストレスに弱いのに、ストレスの強い都会的な競争社会に身を置いて苦しんでいることがよくあります。
- 対処法としては、やはり、精神力を強くするのが王道であると考えられます。
- マイナス思考の傾向性を持つ方は、苦しみから脱するときに、すぐ方法論を探したがります。
「どうしたらお金持ちになりますか?」
「どうしたらガンが治りますか?」
「どうしたら頭がよくなりますか?」
という質問がでてきます。
- しかし、
人生で何ごとかを成すときに一番大切なものは精神力です。 - 精神力さえあれば、方法論とか、お金とか、人の協力とかはあとからついてきます。
- 「念うことから始める」というのが王道です。
- 「念う」ためには、宗教的な光を心に入れる必要があります。
- そして、その修行を継続することです。
- 本サイトで学習を続ければ、「宗教的な光」を入れながら修行を継続できると思います。
② 協調タイプの場合
- 協調タイプの場合、表面意識でも、潜在意識でも争いを避ける傾向があります。
- そこで、相手の言うことを全部受け入れてしまいます。
- その結果、ストレスをためこみ、苦しんだり、病気になったりします。
- 協調タイプの方の場合は、精神力と言われると、少し身構えてしまうかもしれません。
- その場合は、「精神力」という言葉を「愛」とか「まごころ」という言葉に置き換えてもよいと思います。
- 愛の実践をしたり、まごころを尽くしたりしていると、心の中に宗教的な光が入ってくるようになります。
- 宗教的な光が心の中に入ってくると、人間は「プラス思考」ができるようになります。
- 協調タイプの場合は、仲間さがしや実践活動がおすすめです。
・次の記事は、A406です。