A103 「無理をするタイプ」「あきらめるタイプ」

「無理をするタイプ」「あきらめるタイプ」

  • この記事は、シリーズ1「心の力による幸福の実現」の三番目の記事です。
  • 一番目の記事は、こちら⇒A101です。

典型的な二つのタイプ

・前の記事で、「問題を解決するには、『心の問題』と『現実の問題」の両方を考えるとよい」というお話をしました。

  • しかし、それを実践できる人は少ないと思います。
  • お金の問題を例にあげれば、次のようになります。
  • ほとんどの人が、「お金が欲しい」「お金がないから苦しい」と思っています。

・そして多くの人が、次のうちのどちらかになります

  1. 「お金を手に入れるために無理をしてがんばる」
  2. 「お金を手に入れることをあきらめて我慢をする」

・つまり、多くの人は、次の二つのタイプに分かれます。

  1. 無理をするタイプ
    ・「現実の問題」として処理をするタイプです。
  2. あきらめるタイプ
    ・「心の問題」として処理をするタイプです。

大切な決断のときに逆の判断をする人

  • ここで、問題になるのは、どちらのタイプも、人生の大切な決断のときに逆の判断をしてしまうことが多いことです。
  • つまり、次のようになるのです。
  1. あきらめた方がよい人が、無理をする
    ・撤退した方がよいときに進撃します。
  2. がんばった方がよい人が、あきらめる
    ・チャレンジした方がよいときにギブアップします。
  • なぜ、逆の判断をしてしまうのでしょうか?
  • 人間には、「進歩型の人間」「調和型の人間」がいます。
  1. 「進歩型の人間」は、成功のことしか考えないので「無理をします」。
  2. 「調和型の人間」は、失敗のことしか考えないので「あきらめます」。

・例をあげます。

  1. ほとんどの会社の倒産理由は、無理のしすぎです。
    なぜなら、ほとんどの経営者が「進歩型」だからです。
  2. 「調和型の人間」は、なかなか出世できません。
    なぜなら、「調和型の人間」はチャレンジが苦手だからです。チャレンジしなければ、成功のチャンスはやってきません。

・その結果は、次のような不幸がやってきます。

  1. 「進歩型の人間」は、失敗をして、環境のせいにします。
  2. 「調和型の人間」は、成功できなくて、環境に不満を持ちます。

幸福になるために

・したがって、幸福になるためには、次のことが必要です。

1 自分の性格、実力を知る

2 「心の修行」を積む

  • 「進歩型の人間」は、欲を小さくする。
  • 「調和型の人間」は、勇気を持つように努力をする。

3 自分のほんとうの幸福を考え、それに向かって努力をする

  • 心の修行には、時間がかかります。
  • 努力の習慣化が必要です。
  • 当サイトの「会員ページ」では、努力の習慣化の支援をします。
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次の記事では、⇒A104「努力が続かない理由」というテーマでお話をします。