・この記事は、シリーズ8「心の力を使った『私の東大合格体験』」の「智慧の力」に関する記事です。
🙂 偏差値を20上げた勉強法
・私の東大合格に、大きく役に立ったと思われる勉強法を紹介します。
・それは、数学の勉強法です。
・私は、高校2年生の時に、学校指定の問題集(数研)を中心に勉強をしていました。
・その問題集は、難易度順にA,B,C,発展問題と四つのレベルに分かれていました。
・私が、やっていたのは、そのうちのBの問題だけで、しかも、一問おきでした。
・つまり、一年分では、(確かな記憶はありませんが、)全部で2000題くらいの問題集のうち400~500題ぐらいをやっただけした。
・しかし、この“一問置きにやったBの問題”に関しては、間違ったところを何度も復習して、徹底的にやりました。
・これだけで、数学の偏差値は65くらいになったと思います。
(ほんとうにこれだけです。)
・この勉強法のポイントは、勉強範囲を絞り、その範囲では、できないものをなくす」ということです。
・前の記事(A803)で紹介した「ドラゴン桜」の話のなかにも、確か、「テストで100点を取らないと、次にすすめない」という話があったと思います。
・勉強した範囲で「わからないところ」がなくなると
① 「その範囲の基礎力はついた」ことになります。
・また、
② その範囲のテストではよい成績がとれます。
・「わかっていること」と「わかっていないこと、つまり、「『勉強したところ』と『勉強していないところ』の区別がつくようになる」ので、
③ 次に、何をしたらよいかが明瞭になります。
😥 受験生は難しいことをやりすぎる
・「基礎力」のところ(A803)で、お話をした内容の繰り返しになるかもしれませんが、私の印象からすると、「受験生は難しいことをやりすぎる」傾向があると思います。
・「やさしい内容を勉強するのが、プライドに関わる」とか、「やさしい内容を覚えるのが、面倒くさい」とか、「難しい問題を解けるようになれば、やさしい問題もできるはずだと思っている」とか、理由はさだかではありません。
・とにかく、難しいことをやって、できるようにならず、勝手に苦しんでいる人が多いのは確かです。
😉 問題集反復勉強法の利点
・上に紹介した、かんたんな問題集を反復してやる方法には、本シリーズ(シリーズ8)で紹介したい、様々な勉強の秘訣が入っています。
・それは以下のとおりです。
① 基礎力がつく
・基本的な問題を解きますので、基礎力がつきます。
② 考える力がつく
・問題を解いているので、考える力がつきます。
③ 暗記ができる
・何度もやっているので、覚えることもできます。
④ 達成感を味わう
・できるまでやりますので、達成感があります。
⑤ 勉強好きになる
・達成感があると、勉強が好きになります。
⑥ 習慣ができる
・同じパターンの勉強なので、習慣化ができます。
⑦ 効率的である
- 同じ内容の勉強をしているので、時間が短縮できます。
⑧ つかれない
・全体の量が少ないので、毎日の勉強時間も短時間の勉強ですみ、つまれません。
🙂 記憶と考える力のバランス
・②の「考える力」をつけるときは、⑤の「記憶」との兼ね合いが大切です。・
・「考える力」と「記憶」のバランスに関しては、次の二つのことを考える必要があります。
① どちらが得意か
・得意な方を中心にすべきです。
・一般論で言えば、理系人間は「考える」方が得意だと思います。
・文系人間は「記憶」の方が得意だと思います。
② 自分のレベルはどの程度か
・基礎力というのは、ひとそれぞれで違ってきます。
・どのレベルが自分の基礎力なのかを知ることは重要です。
・一般論で言えば、「勉強ができない」と感じるようであれば、基礎的部分の暗記が必要です。
・「勉強ができる」と感じているようであれば、自分の実力に合った問題集がお勧めです。
・この項では、勉強法についてお話をしました。
・しかし、勉強ができるようになるために必要なことは、方法論を学ぶより、「心の力」をつけることです。
・勉強ができるようになるための「心の力」のつけ方に関しては、シリーズ8全体の記事を学んでください。
・シリーズ8は、「会員ページ」で公開します。
・詳しくは、⇒M007「会員ページのご案内」をご覧ください。
・東大合格の「心の力」の全体像については、⇒A800「心の力を使った『私の東大合格体験』」をご覧ください。