B150918 過去世と今世の違い - 宏洋さんの件で思うこと

・この記事は、シリーズB「霊界・本音トーク」の記事です。

 😕 神様の御心はどこにあるのか

・今日は、「過去世と今世の違い」についての私の考えをお話しします。

・幸福の科学の信者さんの素朴な疑問は、幸福の科学には如来や菩薩が集まっているのに、なぜ、ユートピア建設が進まないのかということだと思います。
・このテーマでいつか話をするつもりでしたが、内容がきわどくなる可能性もありますし、ほかに書きたいこともあったので、のびのびにしていました。

・ところが、このテーマを書きたくなるようなブログ記事を読みました。
・それは、「幸福の科学末端会員のフロンティアな日々」というブログの「⇒ご長男のこと」という記事です。
・きっと世間では、宏洋さんの件に関して悪意のある話がずいぶん流れているでしょうし、信者さんもどうとらえてよいかわからないのだと思います。

・前の記事で、「世の中起きていることはすべて、神様が、私たちを幸福にしようとしているために起きているのだ」というお話をしました。
・こう考えると、(大川隆法総裁先生の立場に立っても、宏洋さんの立場にたっても)「この件をどう解釈してよいかわからない」というのが信者さんの本音だと思います

・ということで、「霊界・本音トーク」で「過去世と今世の違い」の話をします。

😐仕事能力が足りないということ

・はじめに、私の結論を言います。

私たちの今世のふがいなさは実力不足(と多くの場合慢心)から起きています。
・今回のユートピア建設のための仕事能力はとってもとっても大きなものです。
・明治維新や三国志の時代の国造りとは比べものになりません。
・その明治維新や三国志の時代であっても、国を一人でまとめた人間はいません。

・では、具体的には、どのような実力不足なのでしょうか。

 😕 私の体験から - 主のお考えとどこが違うか

・私の体験から言えることは、第一に、「ほとんどの人間は真理の勉強不足である」ということです。
・真理というものは、とっても奥深いものです。
・主のお考えを理解するには、すごい勉強がいります。

・私は、還俗(幸福の科学を退職すること)をしてから毎日勉強ざんまいの生活を送っていました。
・ちょうど、幸福の科学が大学をつくるときだったので、毎日のように「大学シリーズ」が出版されていました。
・それを何度も何度も読みました。
・時間的には、ほとんどの職員より圧倒的に多く勉強していたと思います。

・したがって、経験的にわかります。
ほとんどの職員やリーダーは、「主のお考えを理解するには勉強不足である」と。

・逆に、しっかり勉強しているようでしたら、仕事が十分にできていないと思います。
・これも職員の経験からわかります。
職員やリーダーはものすごく忙しくて、勉強する時間があまりとれません。

😥勉強不足の何が問題か - リーダーの勘違い

・というわけで、勉強が足りないことは、大川隆法総裁先生も想定内だと思います。
(多くの人間も自覚していると思います。)
・問題となるのは、勉強不足だと「真理に対する勘違いを起こす」ようになるのです。
・真理の勉強が足りないと何が問題かというと、「真理の勝手な解釈」をするようになるのです。
・つまり、勉強不足そのものが問題なのではなく、そこから起きる勝手な解釈(言葉を変えれば信仰心の不足)が問題だということです。

・もう少し具体的に言うと、「自分の解釈や、守護霊からくるインスピレーションを真理である」と勘違いしてしまうのです。
(正直に、私の印象を述べると99%くらいの人がそうです。しっかり勉強をしてかつ謙虚な人は100人に一人もいないかもしれません。)

・幸福の科学の職員やリーダーには優秀な方が多いです。
・過去世に大きな仕事をしています。今世でも、実績がなければリーダーにはなれません。
・つまり、みんなそれなりの成功体験があるのです。
・真理を学びながら成果を出したので、自分のやってきたことが真理だと思っています。
・そして、それを周りの人間に教えようとします。
(これも私の経験です。そのことを指摘してくれた方もたくさんいます。でも、そうした人々も、私から見れば少しずれているような感じを受けていました。)

・それはそれで正しい部分もあるのですが、主(大川隆法総裁先生)やほんとうの意味での天上界の願われているレベルには達していないことが多いのです。

😐タイプ別の勘違い違いのしかた

・話が長くなるので、人間のタイプと勘違いをしているであろうと推測できることをかんたんに書きます。

① 実績を出すタイプ
・自分の成功体験は真理を実践したからだと思っています。
・これはこれで正しいのだと思いますけれど、このタイプの方は、真理が実績を出すための手段になってしまいがちです。
(目的と手段が逆転するのです。)
・自分が成果を出すために、真理を使っています。
(自分が主役、真理が脇役です。だから勉強しないで平気なことが多いです。)

② 霊的なタイプ
・自分の守護霊や霊系団からくるインスピレーションや霊言を自分なりに解釈したことを真理と勘違いしやすいです。
(自分を含め、多くの守護霊は「表面意識が思っているほど信仰心はない」というのが、様々な霊言や、幸福の科学で起きていることから推測できることです。)
・普遍性のところで問題が出てきます。
(活動に限界が出てきます。そのときに反省できるか、人のせいにするかだと思います。)

③ 学習好きのタイプ
自分の解釈したことを真理だと勘違いしています。
(これは、私の体験です。)
・真理でものごとを解決しようとするので、自我力になりやすいです。
(このタイプはエネルギー不足、お祈りの力不足で結果が出ないことが多いです。)

🙂多様性の統合に向けて

・したがって、今回のテーマの一つの結論を出すとすると。
今世説かれている真理は、過去世、学んだ真理と比べものにならないくらい大きなものだ」ということです。
・宏洋さんの件も、「主の教えをどの程度消化しているか」ということと無関係ではないと思います。

・というわけで、真理を学んでいる分だけ、みんな自分が正しいと思っていて、「お互いの考えが理解できない」という皮肉な現象が起きています。

・まあ、これも大きな目で見れば、「多様性の統合のための混乱」ということで、主の想定内のことと言えば想定内のことだと思います。
(参考 『政治哲学の原点』第4節、『伝道の法』第5章、第6章)

・長くなったので、過去世と今世の違いの第二の理由は、次の機会にお話をします。
・また、この問題をどう解決していくべきかの話は、ほかの「霊界・本音トーク」の話とも関係してきますので、少しづつ考えていきたいと思います。

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