MSO002「奇跡物語」外篇2 GoToトラベルてんまつ記② 人は、なぜ、怒るのか

・小説「奇跡物語」の第一篇は完結しました。
・第二篇は2021年3月1日より再開します。
・それまでは、「奇跡物語・外篇」として、「サトルの体験談と幸福論」の紹介をします。

[GoToトラブルてんまつ記② 人は、なぜ、怒るのか] 2020年10月22日(木)

・北海道から帰ってから二日後にサトルは、「どこに問題があるのか」ということを確かめたくてGoToトラベルの事務局にクレームの電話を入れた。すると驚いたことに、事務局の方では、「クーポンの受付に関しては旅行業者の問題なので、旅行会社に問い合わせてくれ」という返事だった。

・この返事を聞いて、冷静さを取り戻していたサトルの心に再び怒りの心がわきあがってきた。
・サトルは、自分の怒りをおさめるために、責任を追及したくなった。そこで、「旅行会社に電話をしても、らちが明かなかったので、そちらに電話をしている」という旨を伝え、「旅行会社に許可を与えた部署でも、クーポンの受付システムの統括している責任者でもなんでもいいから、責任を取ってくれるところを教えてくれ」と言ったが、「それは言えません」という答えであった。
・〈わかってはいるつもりだったが、お役所仕事というのはこういうものか〉と、サトルはがっかりし、「この制度のせいで多くの人が混乱しているだろう」と、とにかく、誰かを責めたくなった。

・しかし、ふと、我に返ると不思議な感じがわきでてきた。
・おそらく、事務局の人間も、旅行業者も、ホテルの人間も、だれも、制度の全容を理解できていないのであろう。官僚だって、準備の時間もなく徹夜続きで制度をつくったのであろう。コロナ感染による不況を乗り越えるだけの智慧を持っている政治家もいないであろう。
・みんな被害者と言えば被害者なのである。しかし、プロとしては、明らかに加害者である。

・また、自分自身の“怒り”に関しても不思議な感じを覚えた。「通常であれば、もらえないもの」が、(GoToトラベルのおかげでもらえるようになり、それが)「もらえなくなった」だけなのに、なぜか怒りが込みあげて来たのである。
・思い返せば、8月に北海道に行ったときは、はじめはGoToトラベルで行くつもりはなかったが、あとからお金が振り込まれていて、思わぬお年玉に喜んでいた。9月のときは、GoToトラベルで申し込んだんが、まだ、クーポンはついていなかった。それでも「安くなった」と喜んでいた。今回は、その、クーポンがもらえないことで、怒りがこみあげてきて、誰かを責めたくなった。

・これは、いったい、どういうことなのだろうか。

(2月6日)

お知らせ

「奇跡物語」

至高神主エル・カンターレの直説金口の法が説かれる奇跡の時代。人類に襲いかかるハルマゲドンの危機。そこに隠された地球の未来計画。
そのなかで貯金残高200万円、年金暮らしの青年老人サトルが、「絶対幸福」と「1億円の財産づくり」を目指す、実話に基づいた現在進行形の小説です。

第1篇 『鋼鉄の法』篇(火と水の試練) (公開済み)
[宇宙戦争編]:コロナパンデミックが起き、米中戦争が始まる。
[心の法則編]:天上界からのインスピレーションを受けたサトルは絶対幸福の境地をかいま見るようになる。
[投資編]:経済崩壊のなかで、株価の下落を見込んだサトルに対し、実際の市場はバブルを形成し、サトルの投資成績はマイナスに終わった。

サトルの受けているインスピレーションが「光の世界から来ているのか」、「裏の世界から来ているのか」、はたまた「闇の世界の影響もうけているのか」、そして「ほんとうに人類の救済ができるのか」、その結果は第2篇で次第に明らかになってくる(と思われる)。

公開済みの記事をご覧になりたい方は、
⇒GMS02「『奇跡物語』第1篇 記事一覧」をご覧ください。

第2篇 『秘密の法』篇(宇宙戦争の真実) (2021年3月1日 公開開始)

[宇宙戦争編]:米中戦争は米国の敗北に終わり、中国と手を組んだ闇の勢力が徐々に地球を支配しつつある。
[心の中の宇宙編]:投資で負け続けているサトルは心が揺れて、深い反省をした。すると、自分の心の中で、「光の世界」と「裏の世界」と「闇の世界」の影響を受けた宇宙戦争が起きていることを発見した。
[悟りと伝道編]:サトルは、「『太陽の法』と『仏説・正心法語』が『心の中の宇宙戦争』を制する光の武器である」と悟った。「これが、伝道の第一歩になるはずである。」

果たして、サトルたちは、心と現実世界の両方で闇を打ち砕くことができるのであろうか⁉

公開済みの記事をご覧になりたい方は、
⇒GMS02「『奇跡物語』第1篇 記事一覧」
⇒GMS03「『奇跡物語』参考資料一覧」
をご覧ください。

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