🙂 新シリーズ「『黄金の法』深読講座」について
・今回、新しいシリーズとして、シリーズSES「『黄金の法』深読講座」を公開します。
・『黄金の法』は、幸福の科学の基本書のひとつであり、大変、重要な経典です。
・しかし、内容が難しいために、あまり多くの方に読まれていないような気がします。
・本講座では、『黄金の法』を深く理解するために、『黄金の法』で説かれていることを、他の教えや歴史学的に明らかにされていることとあわせて学んでいきたいと思っています。
🙂 勝負は一日のなかにある
・今回は、第1章1「一日を黄金に変える魔術」を深読したいと思います。
・この第1章第1節の結論は、「勝負は一日のなかにある」です。
・『黄金の法』では、次のように説かれています。
勝負は、一日のなかにあります。人生が金色色に変貌するか否かの勝負は、一日二十四時間のなかにあるのです。すなわち、この二十四時間を、いかに有効に使うか、そこに、勝負があるのです。
黄金の人生を創ってゆくためには、一日一日を黄金に変えてゆくしかないのです。そして、一日一日が、すべて黄金に変わってゆけば、人生全体も、必ず金色の光を放つものとなるはずです。（P15)
万人にとって、一日二十四時間が与えられており、無一物で生まれてきた赤ん坊は、時間の使い方次第で、他の人とはまったく違った人生を歩んでゆくことができるはずです。ですから、人生を、黄金に変える魔術は、時間を人生の質に変える秘法だとも言えるのではないでしょうか。（p18）
・「一日一日を黄金に変えれば、黄金の人生が創れる」ということです。
・ヘーゲルは、霊言（大学シリーズ『ヘーゲルに聞いてみた』）のなかで、「時間を潰す」種族と、「時間を活かす」種族の二つの種類に分かれて対立する未来を描いています。
（主は、「あとがき」で、このことに触れ「出色のできかもしれない」と説かれています。）
・時間の使い方によって、人生は決まってくるのです。
🙂 人生の時間が無駄に過ぎる理由
・話としては、「時間の大切さ」というものは理解できますが、多くの人は、現実には、時間を無駄に過ごしていると思います。
無駄な時間の使い方
・人生の無駄な時間の使い方には、次のようなものがあります。
① 毎日の生活に流される
・『伝道論』では、次のように説かれています。
みなさんが断固として排除しなければならないのは、「何とかなるさ」と考えて、毎日を浮き草のように生活することです。
② 苦しみに直面しない
・苦しいときは、そこから逃げようとしたり、がまんをするだけでいたずらに時間を重ねたりする人は多いと思います。
（「苦しみに直面する」ことは、本サイトが提唱しているメインテーマの一つです。）
③ 楽しい時を待ちわびる
・何か楽しい計画があるときには、それを待ちわびるだけで、いたずらに時間を過ごしている人も多いと思います。
🙂 自分の力で人生をつくる
時間を無駄にする人の共通点
・上に、時間を無駄にするパターンを三つあげましたが、この三つのパターンに共通する考え方があります。
・それは、「環境が変われば、幸福になれると思っている」ということです。
「時間を使う人」 ⇒ 自分が変わろうとする
「時間を潰す人」 ⇒ 環境が変わるのを待っている
・しかし、それは勘違いです。
・「流されて生きている人」 ⇒ どこかで、大きな問題がでてきます。
・「苦しみに直面できない人」 ⇒ 一つの「苦しみ」が去っても、次の「苦しみ」が訪れます。
・「楽しみを待って、何もしない人」 ⇒ どこかで人生の問題集に出会うようになっています。
日々、心を鍛える
・したがって、黄金の人生を創りたければ、日々、積極的に人生を創っていかなければばりません。
・上に紹介した『伝道論』では、次のようなお言葉が続きます。
人間として生かされていることを自覚するならば、きょう一日に対して責任を持たなくてはなりません。
「きょうはこれをやりとげた」という充実感のない人間は、食事や睡眠をとるに値しないのです。それを強く肝に銘じてください。「何もなさずに一日を生き長らえた」ということは、「恥ずかしい時間を過ごした」ということなのです。
毎日を充実させていかなくはなりません。そのためには、朝、目覚めたときに、「きょう一日、何事かをなしとげるぞ」と心に誓うことです。
私の考える真理の実践法
・主は、「何かをやり遂げていない人間は、食事や睡眠をとるに値しない」という厳しい言葉を投げかけられています。
・こうした厳しい言葉を百パーセント受け入れようとすると、私たちは、沈没しかねません。
・そうかといって、主のお言葉は絶対です。無視するわけにもいきません。
・このような場合、どうすればよいでのしょうか。
・私の考える真理の実践法を紹介します。
① 主のお言葉は正面から受け止める
・主のお言葉は真実です。
・何があっても正面から受け止めます。
・とりあえず、「実践しよう」と思います。
② 実践できなかったことの反省をする
・当然のことながら、主が説かれるようには実践できません。
・そこで反省をします。
③ 進歩のある反省をする（「何ができるか」を考える。）
・ここで、「できませんでした。反省します。もう一回がんばります。」ではあまり進歩がありません。
・そこで、「どうすれば自分が進歩する」か、「自分ができることは何か」を考えます。
④ 自分の長所を生かす
・私の場合、自分の中心概念は、「真理を学ぶこと」「考えること」です。
・私の場合は、よく逆発想をします。
・つまり、「何かを実践できない」というときに、「実践できない」ことを考えるのではなく、「何か」の方を考えるのです。
・そうすると「何か」の方に別の真理が潜んでいることが多くあります。
・たとえば、今回のテーマですと。「きょう一日何もなしとげられなかった」と反省したときに、「何もなしとげられなかった原因となる自分の弱点を発見をしよう」と考えるのです。
（たとえば、テレビを見て何もできなかったのであれば、その精神状態を反省します。）
・もしもそれを発見することができれば、「今日の発見」があったので、「今日の一日は意味のある一日」になります。
（「テレビを見たくなる精神状態」がどのようなものであるかがわかると、人間心理への洞察が深まります。）
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