戦争と平和の内容
・トルストイの「戦争と平和」が聖書であることの第二の根拠は、「戦争と平和」の内容にあります。
・「戦争と平和」は、主に次の三つについて語られています。
① ピエールの悟り
・主人公のピエールは、第1部では、生きる意味がわからず放蕩生活を続ける財閥の子供(後に伯爵)として描かれています。
・無神論のピエールは、第2部で、フリーメーソンの重鎮と出会い、信仰生活に入ります。
(「戦争と平和」では、フリーメーソンに伝えられる秘法は「人類唯一の普遍の真理」であるとされています。)
・第3部では、善を実践しようとするピエールの前に「戦争」という厳しい現実がつきつけられます。
・第4部では、捕虜になったピエールが心のなかに神を発見して絶対幸福の境地を得ます。
・エピローグでは愛の人となったピエールの姿が描かれています。
(なお、私が読んでいる岩波文庫の「戦争と平和」<米川正夫訳>では、ピエールは「空想家」として紹介されています。訳者は、霊的体験と空想の区別がついていないので、霊的体験がない方が翻訳本を読んでもトルストイの真意<ピエールの悟りの感覚>はわからないと思います。)
② 愛
・「戦争と平和」では、百人以上の人物が登場し、様々な愛が繰り広げられます。
・しかし、トルストイが一番描きたかったのが、神への愛です。
・エピローグでは、ほんとうの愛を発見したピエールとナターシャの姿が生き生きとえがかれています。
③ 神の世界計画
・「戦争と平和」では、ナポレオン戦争の勝敗の原因について詳しく詮索されています。
・しかし結論を一言で言えば、それは「神の御心と人間の自由意志の現れである」ということです。
・つまり、「戦闘と平和」は「愛と悟りとユートピアについて書かれた宗教書」なのです。
・これと幸福の科学の見解である「トルストイの魂はイエス様の魂と深い関係がある」という事実を重ね合わせれば、「『戦争と平和』は聖書である」という結論に導かれます。
(2020年6月27日)
参考資料の公開予定
・参考資料の公開予定は以下の通りです。
・⇒MSR001「トルストイの『戦争と平和』の主人公ピエールの体験と私の体験」
・⇒MSR002「『戦争と平和』は聖書である」①
・⇒MSR003「『戦争と平和』は聖書である」②
・⇒MSR004「『戦争と平和』は聖書である」③
・⇒MSR005「『戦争と平和』は聖書である」④
・⇒MSR006「フリーメーソンと幸福の科学」①
・⇒MSR006「フリーメーソンと幸福の科学」②
・⇒MSR006「フリーメーソンと幸福の科学」③
・⇒MSR006「フリーメーソンと幸福の科学」④
・⇒MSR006「フリーメーソンと幸福の科学」⑤
・7月6日~7月17日 「ピエールの悟りへの道」①~⑪
・7月18日~7月21日 「『戦争と平和』と『太陽の法』」①~③
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