④ フリーメーソンでの活動
・フリーメーソンの組合員になった後、ピエールはフリーメーソンの第三の目的である「敬虔と徳行の模範を世に示し、全人類を匡正する」ために、自分の領地に向かいます。
・そして、貧しい農民のために病院や、学校、宿泊所の建設にとりかかります。
・しかし、農地を預かる支配人たちは面従腹背で、ピエールの言うことを表面的にしか実行しません。
・農民たちもピエールの考えていることが理解できずに、いやいや支配人の言う通りに動きます。
・ピエールと支配人たちの様子は次のように描かれています。
総支配人はきわめて愚かな、しかも狡猾な男であったが、賢いけれど子供らしい伯爵の気質をすっかり呑みこむと、まるで玩具のように彼をもてあそんだ。そして、かねがね準備しておいた歓迎がピエールにおよぼした効果を見て、前よりさらに断乎たる態度で、農奴解放の不可能、というよりむしろ不必要を彼に論証した。つまり、百姓らはそんなことをしなくとも、もはやまったく幸福でいると言うのであった。
ピエールは心の奥では支配人に同意した。
・ピエールは、フリーメーソンの幹部になっていきますが、だんだん組合員の欺瞞に気がつくようになります。
・自分自身も、頭では自己浄化や自己匡正が大切なことはわかっていながら、耽溺と放縦の生活に流されるようになり、悩みのなかに入ります。
(このへんでは、信仰生活の難しさ、伝道の難しさが描かれています。)
(7月9日)
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参考資料の公開予定
・参考資料の公開予定は以下の通りです。
・⇒MSR001「トルストイの『戦争と平和』の主人公ピエールの体験と私の体験」
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・⇒MSR003「『戦争と平和』は聖書である」②
・⇒MSR004「『戦争と平和』は聖書である」③
・⇒MSR005「『戦争と平和』は聖書である」④
・⇒MSR006「フリーメーソンと幸福の科学」①
・⇒MSR006「フリーメーソンと幸福の科学」②
・⇒MSR006「フリーメーソンと幸福の科学」③
・⇒MSR006「フリーメーソンと幸福の科学」④
・⇒MSR006「フリーメーソンと幸福の科学」⑤
・7月6日~7月17日 「ピエールの悟りへの道」①~⑪
・7月18日~7月21日 「『戦争と平和』と『太陽の法』」①~③
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