MS1314 「奇跡物語」73 真理に戻る

「奇跡物語」
・至高神主エル・カンターレの直説金口の法が説かれる奇跡の時代。人類に襲いかかるハルマゲドンの危機。そこに隠された地球の未来計画。
そのなかで貯金残高200万円、年金暮らしの老人が、「絶対幸福」と「1億円の財産づくり」を目指す、実話に基づいた現在進行形の小説です。
(月曜日から土曜日までの毎日17:07に公開予定です。)

・詳しくは、⇒GMS01「『奇跡物語』の御案内」をご覧ください。

(以下本編 第3章 2 「生々流転の法則」へ)

[真理に戻る]

・「実体経済と株価がまったく別の動きをする」「自分の利益のために世界の景気後退を願うマインドは神の御心にかなっているのか」

・さとるはこの二つの矛盾について考え続けていた。
・<世の中が理屈通りにいかないことはよくわかっている。理想を求めたルソーも、トルストイもこの世的には敗れていったように見える。>
・<「世の中が自分の考えた理屈通りにいかないときは、自分の考えに何か足りないことがあるはずである。神様は、何を教えようとしてくれているのであろうか。>

・さとるは問題の整理を始めた。要点は、次の通りである。
① 今の中国政府や、それに依存している日本経済も、神の御心に反する状態である。
② 神の御心に反している繁栄がいつまでも続くはずがなく、現実の経済は不況に入っている。
③ 現在の株高はウソの結果である*。

*現在の株高はウソの結果:参考資料38参照

④ 実際の投資成績には、時間と手数料の占める要素が大きい。
(さとるは、「絶対負けない投資法」をつくったときに、ここの分析が甘かったのである。)
⑤ 要するに、問題点は、「いつ株価が下がるかがかわからない」ということと、「短期の成績で心が揺れる」ということ、「世界の不幸を願う心」である。

・このように整理すると見えてくることは次のような内容である。
① 心が揺れるのは短期の話、さとるの投資理論の前提は長期を前提である(長期と短期、心の問題と仕事能力の問題はわける必要がある。)
② 人の不幸を喜ぶ問題と仕事能力の問題を整理する必要がある。
(「この世とあの世を貫く幸福」が、今世の魂修行の最大の課題である。)

・ここで、さとるの出した結論は、「真理に戻る」ということであった。
(つまり、「真理を学び直して、神の御心にかなった投資を考える」ということである。)

(10月29日)

「奇跡物語」目次(現在公開中の記事)

⇒MS0000「プロローグ - 真実の世界、幻の現実」

・第1章 奇跡のはじまり
1 復活
2 さとるの苦悩
3 発展の構図
4 火と水の試練

・第2章 光の世界
1 光る人生
2 使命の実現へ
3 絶対幸福の世界

・第3章 中国終わりのはじまり
1 コロナパンデミックのはじまり
2 生々流転の法則

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⇒GMS02「『奇跡物語』記事一覧」をご覧ください。

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参考資料について

・「奇跡物語」の理解を深めるための参考資料です。

⇒MSR001「トルストイの『戦争と平和』の主人公ピエールの体験と私の体験」

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