🙂 人生と欲望
・この記事は、シリーズSES「『黄金の法』深読講座」の記事です。
・今回のテーマは、「不死と永遠」です。
・私が、最近、つくづく感じるのは、「『苦しみ』の原因は、（主の言われるように、）執着である」ということです。
・「人の思い」を気にしないで生きると、ほんとうに心安らかな日々を過ごせます。
（ただし、「人の思いを気にしない」ということと、「与える愛を考えない」ということは同じではありません。）
（「与える愛」は、「まごころを尽くす」という方法で実践をします。「人の思いを気にしない」とは、「与える愛を実践したときに、相手がどう思おうと気にしない」ということです。）
・欲望や執着について、『黄金の法』では、次のように説かれています。
私は、ここでもう一度、人間の欲というものについて、考え直してみたいと思います。つまり、あなたがた人間は、一体、なぜ、欲というものに振り回されてゆくかということについてです。
情欲の背後にあるのは、動物的な種の保存欲でしょう。
地位欲や名誉欲の背後にあるものは、・・・自分の名前を知らしめたいという気持ちかもしれません。
金銭欲の背後にある考えとは、物質的な豊かさをありありと目の前にして、自分の存在感を物質に仮託して、陶酔したいという気持ちでしょう。
人間的な欲の背後にあるものは、「不死」への願いだと言えます。（p66－67）
🙂 永遠の影をつかむ
・『黄金の法』では、「不死」と大変似ているが、正反対の（幸福をもたらす）ものとして、『永遠』ということが説かれています。
「不死」と双子の兄弟にようによく似ておりながら、その本質において、異なっているものがあります。すなわち「永遠」です。人間は、この地上での不死の願いを断たれても、永遠という名の希望の道があるのです。では、永遠とは、どういうものでしょうか。それは、真理のなかに生き続ける人間の姿です。（p70）
・つまり、主は「不死を願わずに、永遠を追求せよ」と説かれているのです。
・ただし、この地上に生きながら「永遠」をつかむことはできません。
・私たちが、できることは、「永遠の影」をつかむことだけです。
・そして、これが、私たちの人生の真の目的と言ってもよいと思います。
・大学シリーズの『幸福の科学大学 創立者の精神を学ぶⅡ』では、次のように説かれています。
真理を求める一途な思いが、その純粋な思いが、後世を照らす光となったときには、やはり、「普遍性」が出てくるのだと思うのです。
言葉を換えて言えば、現代に生きる我々が、普遍的な生き方をしようとするならば、あるいは「普遍」に触れようとするならば、やはり、「永遠なるものの影」をつかまなければいけません。
同時代に生きながら、永遠なるものが存在します。「永遠なるものの影」を見たら、それを逃さず、つかんで、はなしてはならないのです。
永遠なるものの影としての『黄金の法』
・私が考えるところでは、『太陽の法』や『永遠の法』は、光そのものです。光が強すぎて、その真実を理解することは困難です。
・『太陽の法』や『永遠の法』を理解しようとすれば、実践をして逆照射させるしかないような気がします。
（「実践の成功体験」か、「失敗体験の反省」ということです。）
・しかし、『黄金の法』で説かれている世界の歴史は、まさしく「永遠なるものの影」のような気がします。
・『黄金の法』に説かれている真理を、自らの教訓としてつかむことができたならば、『永遠なるもの影をつかむことができる』と思います。
・このシリーズは、それを目的として、書き続けます。
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