🙂 一日一生の教えの三つの要点
・この記事は、シリーズSG「『黄金の法』講座」の記事です。
・本日は、『黄金の法』の第1章の要点を学びます。
・宇宙を創っている三つの要素は、「光」と「時間」と「空間」です。
・時間論は『黄金の法』で説かれています。
・実践的な時間論として大切な教えは、「一日一生」の教えです。
・「一日一生」の教えは、キリスト教でも、仏教でも説かれています。
・それだけ普遍的な教えだということです。
・今回は、「一日一生」の教えのポイントを三点紹介します。
① 今を生きる
・人生で大切なことは「今を生きる」ということです。
② 進歩の幸福
・「今を生きる」ときに大切なのは、結果の幸福ではなく、進歩の幸福を感じることです。
③ 絶対時間を生きる
・魂の進化に貢献をするのは、真理を実践している時間(=絶対時間)だけです。
😐 今を生きる
・一つ目のポイントは「今を生きる」ということです。
・『黄金の法』では、次のように説かれています。
あなたがたの手のなかにあるのは、現在だけであり、だれもが平等に、「一日」という、自分の「現在」と直面しているのです。
人生とは、一日の連続体だと言えます。一昨日があり、昨日があって、今日がある。そして、今日があり、明日があり。ということは、より良き人生を生きたいとするならば、一日一日を着実に生きてゆくしかないのです。黄金の人生を創ってゆくためには、一日一日を黄金に変えてゆくしかないのです。そして、一日一日が、すべて黄金に変わってゆけば、人生全体も、必ず金色の光を放つものとなるはずです。(p15)
・非常に当たり前のことであるのですが、人間が「現在」以外の時間を生きることができません。
霊的人生観を持って、今を生きる
・しかし、不思議なくらい、「現在」を生きている人はめったにいません。
・ほとんどの人は、過去の失敗をひきずり、劣等感や恐怖心をかかえて生きています。
・「焦り」や「不安」という未来のことを考えて、現在の時間を無駄に生きています。
・「劣等感」「恐怖心」「焦り」がでてくる理由の一つは、目で見える(表面的な)幸福を追求する結果主義や人との比較に生きる生き方にあります。
・霊的人生観が持てていないことが原因です。
・日々の生活のなかで、「感動を発見すること」「命を燃焼させること」がほんとうの幸福です。
😉 進歩の幸福
・二つ目のポイントは、「進歩の幸福」ということです。
(プロセスの幸福ということでもあります。)
(肉体中心の考え方をする人は結果主義です。霊的な考え方をする人はプロセス主義です。)
・言いかえると、「人生の幸福成功は、大きな成果を出すことにあるのではなく、毎日の進化にある」ということです。
・『太陽の法』には、次のように説かれています。
仏がさまざまなのレベルの意識・魂をつくられて、それぞれの進化、発展を願っておられるのは、その進化してゆくということ自体によろこびをともなうからなのです。つまり、大宇宙の創造、そして、各生命体の創造は、進化ということをめざすことによって、仏のよろこびの表現となり、幸福の源となっているのです。(p97)
・この世的になると、私たちは、お金とか、人の評価とか目に見える幸福を追いかけてしまいます。
・しかし、そうした幸福は長続きするものではありませんし、持てば持つほど欲がでてきて、逆に「苦しみ」の原因となることが多くあります。
・それにたいして、仏が願うほんとうの幸福は、「進化の幸福」です。
・毎日毎日、一歩づつ進歩していくことが、ほんとうの幸福です。
・逆に言うと、「進歩の幸福」を感じることができるようになると、どんな環境でも幸福に感じることができるようになります。
(私の場合は、このことをしばしば確認して、幸福であることを感謝しているレベルです。)
🙂 絶対的時間を生きる
・三つ目のポイントは、「絶対的時間を生きる」ということです。
・「絶対的時間」とは「真理を実践している時間」です。
・『若き日のエル・カンターレ』では、次のように説かれています。
絶対的時間は、「仏の心に添うことに、どれだけ時間を注いだか」という観点から計られるのです。
この絶対的時間という観点から計ったときに、各人の人生は、そうとう違ったものとなってきます。同じく七十年の人生を生きたとしても、絶対的時間のなかにおいて、その時間数を稼いだ人と、相対的時間の中に生きていた人、この両者はまったく違った時間体系のなかに生きていたことになり、人生の決算は相当違ってくるということです。
・霊的に見れば、人生で意味のあるのは「絶対時間」だけです。
・しかし、「絶対時間」のなかを生きていることは極めてまれです。
・つまり、ほとんどの人間は、「無駄な時間を生きている」ということです。
・「絶対的時間」を意識できるようになると、私たちの人生はガラッと変わったものになるはずです。