
・しばらくの間、毎週金曜日には、「心の力で病気を治す」をテーマにした記事を公開する予定です。
😐 魂修行の材料としての病気
・今回は、「病気の意味」を考えます。
・仏教の教えにしたがえば、人間は魂修行のためにこの地上に生まれてきます。
・病気は、「生」「老」「病」「死」という避けられない「苦しみ」の一つです。
・つまり、病気は「苦しみ」のための「苦しみ」ではなく、魂修行の一つの材料として、人生の途上で出会うものです。
・この世の常識に沿う形で病気の意味を説明すると以下のようなことが言えます。
休息の時
・病気になるのは、体が休息を求めている時です。
・働きすぎて無理をしている人は病気になります。
・幸福の科学の『常勝思考』では、次のように説かれています。
なぜ、あるときに人間は病気になるのでしょうか。病気になるには、その前段階が必ずあります。助走期間のようなものがあります。体のどこかが痛んだり、調子が悪くなったりして、通常どおりの働きができなくなってきます。これは、ある意味で、自然が人間に休養を命じているときでもあるのです。
(次の機会に詳しくお話をしますが、人間には無理をしすぎて病気になる場合と、怠け心が大きくて病気になる場合があります。)
反省の機会
・病気の原因は、無理をしすぎることです。
・無理は、自分にとってマイナスなだけではなく、まわりの人を巻き込んでいることもよくあります。
・したがって、無理をしている人は、どこかで反省をする必要があります。
・前述の『常勝思考』には、次のような文が続いています。
こうした(結果だけを見て喜んでいるような)人たちは、どこかで何らかの挫折がなければ、ほんとうの人間にはなれないと思います。その挫折は、仕事上の挫折か、あるいは健康上の挫折か、どちらかだと思います。自然の摂理というものは、その人に必ず反省の機会を与えてっくれるのです。
感謝のとき
・病気になると、人は、健康のありがたさを知るようになります。
・自分の無力さを知って、人に対する感謝の気持ちがわいてくることもあります。
・自分を振り返る時間を持てれば、人のありがたさを知るチャンスができます。
軽い病気の意味
・また、軽い病気の場合はつぎのような意味も考えられます。
① 警告
・重い病気になる前の警告です。
・これに気がついて、反省や感謝ができれば、重い病気になることなく、人生修行の目的を達成することができます。
② 治癒の過程
・また、医学的には、病気の症状というのは、「病気」の印ではなく、「病気が治っている」ことの印なのです。
・熱がでたり、炎症で赤くなったりするのは、病気を治すために、血流量が増えるからです。
・膿がでたり、咳がでるのは、下痢をするのは、異物を体外に出すためです。
・したがって、病気を治すつもりで、病気の症状をおさえようとすると、かえって病気を悪化させることがあるので注意が必要です。
😐 病気の霊的な意味
・絶対信仰の立場から考えると、この世で起きるすべてのことは幸福の材料です。
・病気も、私たちが幸福になるための材料です。
・霊的な視点で見たときの病気の意味として、次の三つのことが考えられます。
潜在意識の現れ
・病気は潜在意識の現れです。
・表面意識が「成功したい」と思っていても、潜在意識が「成功するのは無理だよ」と思えば病気になります。
・病気を起こす潜在意識の要因には次のようなものがあります。
① 恐怖心
・何かをするのが恐いときに病気になれば、やらないですみます。
② 自己処罰
・自分の存在感が感じられなくなり、「早く消えてなくなりたい」と思えば病気になります。
③ 怠け心
・①の恐怖心と表裏の関係にありますが、働くのがいやであれば、小さなことにもストレスを感じて病気になります。
😐 霊的な目覚め
・上にあげた「恐怖心」「自己処罰の気持ち」「怠け心」はにせものの自分です。
・病気は「にせものの自分」を発見し、それを捨て去るチャンスでもあります。
・「にせものの自分」を捨て去れば「ほんとうの自分」を発見することができます。
(あるいは、「ほんとうの自分」を発見すれば、病気を治すことができます。)
・『太陽の法』には、次のように説かれています。
(煌めきの)第一の瞬間とは、病からたちなおったときです。病は、人生における試練のときだといえます。この試練といかに闘うかによって、その人の人間性が試されるのです。(p314)
を、ひとつひとつ点検し、これを取りのぞいてゆくことです。病人に対してこういういい方は皮肉ですが、執着を断って、いつ死んでもいいような心境になったときはじめて、あの世の守護霊・指導霊の力で、仏法真理の光が入りはじめ、病は、急速に回復していきます。これが、まさしく奇蹟の瞬間です。(p315)
・病は霊的な目覚めのチャンスなのです。
・当サイトでは、「病気を霊的な目覚めのチャンスとする」ためのお手伝いをしたいと考えています。