MS1112 「奇跡物語」13 心の揺れをおさえる

「奇跡物語」
・貯金残高200万円、年金暮らしの老人が、ハルマゲドンのなかで、「絶対幸福」と「1億円の財産づくり」を目指す、実話に基づいた現在進行形の小説です。
(月曜日から土曜日までの毎日17:07に公開予定です。)

・詳しくは、⇒GMS01「『奇跡物語』の御案内」をご覧ください。

(以下本編)

[心の揺れをおさえる]

・株価が下がると、さとるの心は揺れに揺れる。

・しかし、さとるは幸福の科学の信者である。逆境を幸福に変えることのできる「常勝思考」というものを学んでいる。幸福の科学で講師をしていたことのあるさとるは、心が揺れると「心の修行のチャンス」と考えて心をしずめるようにしている。
・株価が下落したときも、さとるはすぐに禅定をする。

・心の揺れをおさえたいときに、さとるはいくつかのことを試みる。そのうちの一つは、「この世が仮の世界である」と心に刻むことである。
・霊的な目で見れば、あの世が真実の世界であり、この世は仮の世である。私たちがこの世でどんなに大成功しようとも、どんなに大失敗をしようとも、それが永遠に続くことはない。
(仏教で言う、諸行無常ということである。)
・この地上では、学芸会に出ている子供のように、金持ちや貧乏人の役割を演じているようなものである。
(そう考えると、習近平や安倍首相のように、すごく苦労をして権力を維持しようとしている人間があわれになってくる。)

・「この世が仮の世である」ことを心に刻むために、さとるは主の次のようなお言葉を思い出す。
(さとるの記憶なので、主のお言葉そのままではない。)

この世で取り返しのつかないと思えるような大きな失敗でも、あの世から見たら子供が学芸会の練習でセリフを間違えたぐらいのささいなことである。

・このお言葉を思い出すと、さとるは、ちっぽけなことで心を揺らしている自分が恥ずかしくさえなり、心の揺れを止めることができる。
(人間というのは、だいたい他の人が「どうでもよい」と思っている小さなことで心が揺れていることがほとんどである。)

(8月10日)

「奇跡物語」
⇒MS0000「プロローグ - 真実の世界、幻の現実」

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⇒MSR001「トルストイの『戦争と平和』の主人公ピエールの体験と私の体験」

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