シリーズ10 ほんとうの自分・実現シート
- この記事はシリーズ10「ほんとうの自分・実現シート」のガイダンスです。
- シリーズ1「心の力による幸福の実現」をご覧になりたい方は、こちら⇒A101「幸福生活の秘訣」をご覧ください。
「中道の幸福」と「中道の理論」
・シリーズ10は、「中道の幸福」を実践するための手引書です。
・私たちが目指しているのは、中道の幸福です。
・中道の幸福とは、「一人ひとりの能力や環境に合った幸福」です。
・中道の幸福を考えるために、知っておくべきことが次の三つです。
① 両極端のものを分けて考える
② 善き心の力(「仏の光」)は増幅しあう
③ 現在の環境は偶然ではない。
(魂修行のために神仏からあたえられた環境である)
・以下にその説明をしていきます。
① 両極端のものを分けて考える
- たとえば、世の中には、「進歩の幸福」と「調和の幸福」があります。
- どちらも大切ですが、両方一緒に実現しようとするのは、自動車のアクセルとブレーキを同時に踏むようなものです。
- 自動車を運転するときは、その時その時の適性スピードを考えて、アクセルを踏んだり、ブレーキを踏んだりします。
- 人生の運転もこれと同じです。
- 両者を分けて考えながら、人生の適正スピードを考えることが必要です。
- 「進歩の幸福」と「調和の幸福」以外にも、次の両極端のことを考える必要があります。
「心の問題」と「現実の問題」
・このことについては、「幸福生活の秘訣」A101,102を参考にしてください。
「この世の幸福」と「来世の幸福」
- 「刹那的幸福」と「永遠の幸福」を分けて考えるということです。
- 「刹那的幸福」とは、進歩につながらない幸福です。
- そうかといって、これを全部排除して生きるのはとても難しいです。
- 「永遠の幸福」とは、魂の進歩につながる幸福です。
- しかし、にせものの自分は、なかなかこれを「幸福」と感じてくれません。
- 実践レベルでこの二つの区別がつくようになれば、心境は大きく高まります。
② 「仏の光」はお互いに増幅しあう
- 仏教では、心の中にある善き性質を仏性と呼びます。
- 仏性は、仏の光の現れです。
- シリーズ2では「自己実現・七つの秘訣」のお話をしています。
- この「七つの秘訣」は、「仏の光」を強くする方法でもあります。
- 「仏の光」には、お互いがお互いを増幅する性質があります。
- したがって、「自己実現の七つの秘訣」はお互いに良い影響を及ぼします。
- たとえば、
1)「ほんとうの自分」を発見すると、「理想を掲げる」ことができる
2)「理想」を掲げると、「努力の力」がわいてくる
3)「努力」をすると、「智慧の力」が大きくなる
4)「智慧の力」を大きくすると、「愛の力」が大きくなる
5)「愛の力」を大きくすると、「天上界の支援」が得られる
6)「天上界の支援」を得られると、「環境の創造」ができる
7)「環境の創造」をすると、「ほんとうの自分」を探究できる
このように
「仏の七色の光」は、循環により発展します。
③ 現在の環境は、偶然ではない
- 「中道の幸福」を実現するポイントは、
自分の人生に正面から向き合うことです。 - 自分の人生から逃げようとしては、いけません。
- 自分の人生を強引に変えようとしても、いけません。
- 自分の人生を愛することです。
- そこで、本シリーズでは、
「自己チェックシート」で、現在の自分の状況をチェックしてから「実践シート」を使って、真理の実践を考えていきます。
次の記事は、⇒A1002「白紙の目でものを見る」です。