心を大きくする秘訣①
- この記事は、シリーズ4「心の変革の秘訣」の七番目の記事です。
タイプ別の「心を大きくする方法」
- A406では、「心を大きくする方法」を三つお話ししました。
- 正直に言って、どれも、実践するのはかんたんではありません。
- 実践するためには、自分の得意なことを探す必要があります。
- そこで、タイプ別の「心を大きくする方法」を紹介します。
① 積極タイプ
- 積極タイプは、もともとプラス思考ですので、表面意識的には問題はないと思います。
- 問題があるとすれば、ほんとうは、臆病なのに、プラス思考を装っている場合です。
- その場合は、他のタイプの方法を参考にしてください。
② まじめタイプ
- まじめタイプにおすすめなのは、本を読むことです。
- 「自分以上に苦労をしてきた偉人の姿」や、「歴史小説」を読むことによって、悩みや苦しみが小さくなっていくと思います。
③ 平和タイプ
- 平和タイプにおすすめなのは、想像の世界に入ることです。
- 「自分の過去」とか、「未来」、「世界の人々」のことを考えます。
- 「広大な宇宙」に思いをはせることができれば、小さな悩みは消えていくと思います。
④ だれにでもおすすめの方法
- 協調タイプにおすすめ方法は、だれにでもおすすめな方法です。
- だれにでもおすすめな方法は、心境によってその方法が変わってきます。
- 「宗教修行ができる」レベルであれば、反省、瞑想をおすすめします。
- 「静かにすわって、『自分の心』を見つめたり、「永遠の生命」に思いをはせたりする」のがよいと思います。
忙しい方向けの「心を大きくする方法」
- しかし、「日常生活に追われ、そんなゆっくりした時間はとれない」という方も、多くいると思います。
- そうした方にお勧めしたいことは、
「まわりの人のことを考える」ということです。
- そもそも、なぜ、心が揺れるかというと、
「自分のことばかり考えすぎている」からなのです。 - 「心が揺れている」というのは、
「自分のことが頭から離れない」ということでもあります。 - ですから、心が揺れているときは、「深く自分の心を見つめる」か、
「他の人のことを考える」ようにするとよいのです。
他の人のよいところを発見する
- ただし、自分の心が揺れているときは、「他の人の不幸を喜ぶ」気持ちがあります。
- ですから、「他の人の悪いところ」に関心を持つことはよくありません。
- そうではなくて、「他のよいところに関心を持つ」方が天国的です。しかし、「心が揺れているとき」というのは、放っておくと「他人の悪いところ」に目がいってしまいます。
- そこで、決意をして、時間をとって、これに取り組むことが必要です。
- 具体的な方法は、以下の通りです。
① ノートの筆記用具を用意します
- ものごとを習慣化させるコツは、目に見える道具を用意することです。
- 今回は、筆記用具を用意します。
② 自分の身近な人を一人思い浮かべます
- だれでも構いません。
- 毎日会う方だと効果が見えやすいです。
③ その一人の人のよいところを10個発見して、ノートに書きます
- 慣れないと10個見つけるのは大変です。
- しかし、性格でも、行動でも、考え方でも何でもよいのでいろいろ考えてみてください。
④ 次の日に、別の人を選んで実践する
- 次の日は、別の人を選んで実践します。
- ただ、これだけです。
- 「他人のことを考えられるようになると、心の内的空間が広がる」のです。
心が変わると環境も変わる
- これを実践すると、「自分の心」だけではなく、「環境」まで変わってきます。
- 早ければ、すぐに効果がでます。
- むかし、上司との折り合いの悪かった若い女性にこの方法を教えたことがありました。
- すると、翌日に会社に行ったら、「上司の態度が変わって、『やさしくなった』」と言っていました。
・次の記事(A408)でも、ひき続き、「心を大きくする秘訣」についてお話をします。