MS1202 「奇跡物語」37 人間の幸福とは何か

「奇跡物語」
・至高神主エル・カンターレの直説金口の法が説かれる奇跡の時代。人類に襲いかかるハルマゲドンの危機。そこに隠された地球の未来計画。
そのなかで貯金残高200万円、年金暮らしの老人が、「絶対幸福」と「1億円の財産づくり」を目指す、実話に基づいた現在進行形の小説です。
(月曜日から土曜日までの毎日17:07に公開予定です。)

・詳しくは、⇒GMS01「『奇跡物語』の御案内」をご覧ください。

(以下本編)

(「人間の幸福とは何か」の続き)

・浦和のスタバで、エスプレッソを味わいながら、さとるはマリリンに話をはじめた。

・「ヤイドロンの霊言」の感想を電話で伝えようとしたさとるに、マリリンは「詳しく話が聞きたい」と言ったので、二人はマリリンの地元に近い浦和で会って話をすることにした。

・「リエント・クラウド様も文明の消滅の予言をされていたし。来るべきものは来るということかな。」
・「なんで、そうなるの。エル・カンターレは最高の神様でしょ。エル・カンターレがいらっしゃるのになぜ危機がくるの。」
・「そうだね。いくつかのことが重なっているので、整理をして話をするよ。」

・「まず、危機についての考え方だ。あるいは幸福についての考え方と言ってもいいかもしれない。」
・「マリリンは『危機がないこと、つまり、苦しみがないことが幸福だ』と思っているようだけど、それは勘違いだ。私たちは苦しみのない人生を送りたいと思うけれど、実際にはそれはありえない。仏教の教えでは『苦』は人生の真実だ。「苦しみ」があるから人間は成長するし、成長することが人間の幸福なんだよ。」
・「同じように、文明だって栄枯盛衰をしながら発展していく。文明の危機は、危機のための危機ではなく、新しい文明の創造のための危機なんだ。」

・「主は、すべての人を幸福にしようと思われてこの宇宙を創られている。だから、何が起きようと、起きること自体が私たちにとって幸福の種なんだ。
・「縁起の理法は正確に働く。私たちの努力が足りなかったから文明の危機がくるということ。『なぜ、危機が起きたのか』を素直に反省するのが仏弟子の態度だ。」

・「話としては分かるけれど、実際にはなかなかそう思えない。どうしたらいいんですか。」
・「それは、あとで話をするよ。」

(9月8日)

「奇跡物語」
⇒MS0000「プロローグ - 真実の世界、幻の現実」

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⇒MSR001「トルストイの『戦争と平和』の主人公ピエールの体験と私の体験」

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