・この記事は、シリーズTの記事です。
・シリーズTでは、心に刻んでおきたい教えをテーマにしています。
🙂 人間のほんとうの幸福は平静心にある
・今日のテーマは「平静心」です。
・前の記事で、「静かに行くものは遠く行く」というお話をしました。
・ここには、二つの意味があります。
・一つは、「ほんとうに発展する人間は、透明感のある人間である」ということです。
・もう一つの意味は、「ほんとうの幸福は、心静かな毎日の生活にある」ということです。
・『人生の王道を語る』では、次のように説かれています。
お金がなくとも、肩書がなくとも、世の人びとの評判がなくとも、根本的なところで幸福を感じるときがあるのです。
そのときの心の状態を説明するとすれば、まず言えることは、ひじょうに静かな状態があったということではないかと思います。
それは、この世ならざる聖なるものを感じることがあるからだと思うのです。
「心を平らかにする」という、この一点を心に刻んでおいてください。
私が言っていることの意味が、あるいは百数十冊以上の書物で言いつづけていることの意味が、必ずやこの一点のなかに集約されて見いだされるでしょう。
🙂 人間の苦しみとほんらいの姿
・私たちは、心が静かなときに、ほんとうの幸福を味わうことができるようにつくられているのです。
地獄への道
・通常の感覚では、私たちは、「人からほめられたとき」とか、「お金や地位を手に入れたとき」に幸福を感じます。
・しかし、これらの幸福感は長持ちをしません。
・その幸福の状態にかんたんに慣れてしまいます。
・そして、「もっと」「もっと」という形で欲望が膨らんできます。
・いつのまにか、幸福の種と思われていたものが、「苦しみ」の種に変わってしまいます。
・それは、地獄に通じる道でもあります。
・上へ上へと昇っているつもりでも、いつしか、下へ下へと向かっていることがあるのです。
天国への道
・これを防ぐためには、ときおり、「ほんとうの幸福とは何か」ということを思い出すことが必要です。
・真理が教えてくれるありがたい教えの一つが、「人間は、いつでも、だれでも幸福になれる」ということです。
・なぜかというと、人間の幸不幸は、心のあり方で決まってくるからです。
・心のあり方は、ほんらい、自分で100%コントロールできるはずです。
・そうであるとするならば、自分の幸福は自分で100%コントロールできるはずです。
・どんな環境にいようと、どんな能力を与えられていようと、どんな人に囲まれていようと、自分の心を制御することができれば、人間は幸福になることができるのです。
・「心を平静に保てば幸福になれる」という言葉を心に刻んでいきたいと思います。