・これは、シリーズTの記事です。
・シリーズTでは、毎年の戦略経典である「法シリーズ」を復習しています。
🙂 仏の正義の実現に向けて
・2016年の法シリーズは、『正義の法』です。
・『正義の法』は、仏の正義の実現のために説かれた経典です。
・内容は、非常に難しいので、ここでは、私の考える結論を中心にお話をします。
今回の要点
・ポイントは、次の三つです。
① 現代の世界情勢をつくった世界史の流れ
・「中世の暗黒思想⇒近代の啓蒙思想の流れ」が、現代の唯物論優位の文明を形作っています。
② 現代の世界の三つの問題点
・「唯物主義的科学文明」、「全体主義的な中国世界」、「遅れているイスラム圏」の三つが、現代世界の大きな問題点です。
③ 宇宙を貫く法と仏の世界計画
・仏の世界計画は、「宇宙の貫く法」に基づいて立てられています。
・「宇宙を貫く法」のなかで大切なものは、「弁証法的発展」、「縁起の理法」、「進歩と調和の統合」です。
・仏の御心は、宗教と科学の両立、騎士道精神の発揮された自由主義社会です。
🙂 唯物論のもととなったカントの思想
・結論を言いますと、「正義」は仏の御心にあります。
・現代社会が混とんとしているのは、仏の御心がわからなくなっているからです。
・その理由について、『正義の法』では、次のように説かれています。
(近代社会は、)哲学と科学が宗教から遊離してきたわけですが、それは、教会から逃げようとしてつくったものであるでしょう。
カントは、そのことを十分に知っていたはずです。自分が“神様の首を斬ろうとした”ことを、彼は知っていたはずです。
そして、フランス革命が起きます。カント、それからルソー等の思想を通してフランス革命が起き、近代の政治改革の大きな流れになっていくわけです。(p185)
・中世のキリスト教の暗黒思想から逃れようとして、啓蒙主義が生まれ、そこから唯物主義が育ったということです。
・ここで、私たちの魂修行にとって、参考になる点が二点あります。
① 如来界の存在でも自己中心的な発想がでてくる
・一つ目は、「カントが地獄的な存在ではなく、如来界の存在である」ということです。
・これは、霊格の高い人間でも、「かなり自己中心的な発想をする」ということをあらわしていると思います。
② カントからメルケルの流れ(カルマのかりとり)
・二つ目は、「現在、EUが危機的な状態にありますが、その根っこがカントにあり、現在のEU危機の最大の責任者がメルケルである」ということです。
・これは、「縁起の理法は正確に働き、カルマの刈り取りをしなくてはいけない」ということだと思います。
・つまり、私たちも、(たとえ、出自が光の天使であっても、)「かなりのカルマを背負ってこの地上に生まれてきている」と考えた方が間違いないということです。
🙂 現代世界の三つの問題点
・啓蒙思想が生んだ唯物思想と関連して、現代世界には、次の三つの問題点があります。
① 利己的な自由社会
・科学文明の発展と、(神様中心ではなく)人間中心の考え方が統合して、自我我欲の強い利己的な世界が出現しました。
・それが、巨大な負債を抱えている金余りの世界(貧困格差)をつくったり、価値観の衝突からくる紛争を起こしたりしています。
② 全体主義的中国の台頭
・科学文明が発達した唯物思想と、怠け者思想が結びつくと、結果平等を求める社会ができます。
・結果平等を求める社会は、大きな政府や独裁者をつくりあげ、知らず知らずのうちに全体主義社会ができてしまいます。
・その象徴が中国です。
③ 遅れたイスラム圏
・現代科学の発展に遅れたイスラム圏では、中世の旧い思想を引きずっているところがあり、価値観の多様化した自由主義社会についていけないところがあります。
🙂 仏の世界計画と宇宙を貫く法
・「宇宙を貫く法」で大切なのは、次の三つです。
① 進歩と調和の統合
・私たちは、進歩と調和に幸福を感じるように創られています。
(参考 『ユートピア創造論』)
・進歩のもとになるのは、自由と多様性です。
・しかし、世の中が進歩に傾きすぎると、自我我欲の世界ができあがります。
・自由と多様性がある社会では対立が起きます。
・調和のもとになるのは、平等と秩序です。
・しかし、人間は怠け者です。
・平等を求めると、結果平等の怠け者の社会ができます。
・権力者に徳がないと、秩序という名目で、全体主義社会ができます。
② 弁証法的発展
・世界は弁証法的に発展します。
・西洋的自由主義と、東洋的秩序社会の対立から「秩序のある自由主義への統合」と進むのが仏の世界計画と考えられます。
③ 縁起の理法
・原因・結果の法則である「縁起の理法」は、宇宙の理法です。
・現在の世界情勢は過去の結果であり、過去の反省をし、よき種をまけば「よき未来の創造」ができます。
・それが、主の考える正義だと思います。
・仏の世界計画と、私たちが、それにどう答えるかは難しい問題です。
・当サイトでは、「『黄金の法』深読講座」で、それを探求していきたいと考えています。
(「『黄金の法』深読講座」の内容は、かなり専門的な内容になると思われますので、11月より「会員ページ」に移行します。)
お知らせ
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真実の霊的世界観を広めるご協力をお願いします。
☆ サイトのイノベーションについて
・当サイトでは、これまで「富の創造」「アンチエイジング」「ユートピアの創造」の奇跡にチャレンジしてきまいしたが、映画の新復活のメッセージを受けて、来年から「救済」と「来世の希望」をメインテーマとしたいと考えています。
・年内は、その準備期間として、以下の要領で、記事を書いていきます。
一般ページ
① 新シリーズ「来世の自分に向けて」を考える
・今世学んだ真理を無駄にしないように、今世学んだこと、経験したこと、失敗したこと、「私が考える幸福の科学の真実」、「エル・カンターレというご存在について」など「来世の自分に伝える記事」を来年スタートさせます。
・年内は、その準備の過程を紹介します。
・毎週火曜日に紹介予定です。
(現在、毎週火曜日に公開しているシリーズTは、今回10月29日が最終回です。)
② 救済のプログラムと運営を考える
・救済に向けたプログラムを来年スタートさせます。
・年内は、その準備の過程を紹介します。
・毎週木曜日に紹介する予定です。
(現在公開中のシリーズSES「『黄金の法』深読講座」は、「会員ページ」に移行します。)
③ シリーズSRT「『太陽の法』と逆転の発想」
④ シリーズSSW「『太陽の法』と富の奇跡」
・現在公開中のシリーズSRT、シリーズSSWは引き続き土曜日に公開します。
・シリーズSRTは、救済のプログラムの中心的なテーマの一つになると思います。
⑤ 「幸福ガイダンスの記事」の改訂
・現在、「奇跡へのチャレンジ」をテーマに、以下の「幸福ガイダンスの記事」を公開していますが、これを、「救済」をテーマに改訂していきます。
⇒G101「幸福ガイダンス① ほんとうの幸福を考える」
⇒G102「幸福ガイダンス② 幸福になるために(真理の学び方)」
⇒G103「幸福ガイダンス③ 奇跡実現のチャレンジ」
⇒G104「幸福ガイダンス④ 奇跡実現のための天上界の支援を考える」
⇒G105「幸福ガイダンス⑤ 祈りについて」
⇒G106「魔法(ケリューケイオンの杖)による奇跡実現について」
⇒G107「幸福ガイダンス⑦ 『太陽の法』と経済(エル・カンターレの使命実現と投資の成功を考える)
会員ページ
・「会員ページ」の基本三書と「正心法語」の講座が完結しています。
「『太陽の法』講座」全7記事
「『黄金の法』講座」全7記事
「『永遠の法』講座」全8記事
「『正心法語』講座」全9記事
・基本三書と『正心法語』は、永遠の宝です。
・「基本三書の講座」では、あの世に持って還りたい「基本三書の要点」を紹介しています。
・「『正心法語』講座」では、「光の入れ方」を中心にお話をしています。
・学びのポイントは、「真理を心にしみこませること」です。
・定期的に学ばれることをおすすめします。
(例 週に一回一つの記事を毎週学ぶ)
「『永遠の仏陀』深読講座」は、11月19日に完結の予定です。
11月26日からは、「来世への自分に向けて・悟り編」の準備の過程を公開する予定です。
「『太陽の法』実践講座」は、11月14日に完結の予定です。
11月21日からは、「『黄金の法』深読講座」をスタートさせます。
【「会員ページ」の目標】
年内:「絶対信仰への道」と「投資の天才への道」を歩みつつ奇跡を実現します。
2020年から:「絶対信仰への道」「救済」「来世への希望」を目標とし、そのための基盤づくりとしての「投資の天才への道」を歩みます。
会員ページの学び方
・「会員ページ」は、「最高の幸福への道」「絶対信仰への道」と「投資の天才への道」を歩むための、学びのペースメーカの役目を果たすことを考えて開設しています。
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