SEB04 『永遠の仏陀』第2章 ほんとうの幸福を手に入れるために

 🙂 一人ひとりの中道

・この記事は、シリーズSEB「『永遠の仏陀』講座」の記事です。

・今回は、『永遠の仏陀』の第2章「真実の人となれ」からの学びです。

今回の要点と結論

・第2章を実践的に学ぶと、ほんとうの幸福を手に入れることができると思います。

・人が真実の幸福を生きるために大切な、実践論的なポイントは以下の三つです。

① ウソをつかない
・道徳論的にはあたりまえのことですが、実践できれば「悟り」にすごく近づくと思います。

② この世的価値基準を捨てる
・実践論としては、「嫉妬心、劣等感を捨てる」ことです。

③ 自分の人生を生きる
・上の二つの項目の裏返しです。
・これが実践できれば、間違いなく幸福になれます。

 🙂 ウソをつかない

・第一のポイントは、「ウソをつかない」です。
・言葉としては、ほんとうに幼稚園の子供でも分かる内容ですが、実践できれば「悟り」は近いと思います。

・人間は、だれでも失敗をします。
・失敗をすると、ふつうはウソをつきたくなります。

・人間には、だれでも弱点があります。
・ふつうの人は、弱点を隠そうとします。

・社会のなかでは、ウソをつくと問題が大きくなります。

・大きな組織が傾いていくときは、そこに必ず隠蔽があると考えられます。

幸福の科学での究極の選択

幸福の科学でも、ウソは問題となっています。

(修行している者が、正直に自分の信念や欲望をあきらかにすることは難しいです。)
(正直に自分の思っていることを言えば、だいたい誤解をまねきます。そこで、「正直に話すこと」が良いことなのか、悪いことなのかもよくわかりません。)

・悟っていなければ「人にウソをつくか」、「自分にウソをつくか」、「仲間にウソをつくか」のどれかの究極の選択をせまられます。
(あるいは、「全部にウソをつく」ことも多いかもしれません。)

悟りへの道

・ウソをつきたくなるところが勝負どころです。

・ぐっとこらえて「正直になる」ことが大切です。
(一番大切なのは、他人に対する態度ではなく自分に正直になることです。)

・当然、だれしもがウソをつきたくなるようなところで、正直に生きていくことができれば、最後には勝利をします。
仏は、それを見守ってくださっています。

 🙂 この世的な価値基準を捨てる

・第二のポイントは、「この世的な価値基準を捨てる」です。

・具体的には、「嫉妬心、劣等感を捨てる」ということです。
・あるいは、「嫉妬心、劣等感の苦しみを捨てる」と考えた方がよいかもしれません。

『永遠の仏陀』では、次のように説かれています。

自分の真実の姿に誇りを得てこそ、
人間は真に幸福であるのだ。
劣等感を持っていない人間はいないであろう。
しかし、それを隠すために、ことさら自分を偉しと表現するために、
上げ底の人生を歩んではならない。(p70)

人間の心は自由です。
・自分が「思うのを止めよう」とか、「苦しむのを止めよう」と思えば、捨てることができます。

・具体的方法に関しては、「一般ページ」のシリーズSIJ「『太陽の法』と心の戦い」を参考にしてください。

 🙂 自分の人生を生きる

・多くの人の苦しみの原因は、人との比較になります。
・あるいは、人の評価にあります。

・しかし、真実の人生は、人との比較のなかにはありません。
・人と関係なく、「自分の人生を生きる」ことができれば幸福を手にすることができます。

・『永遠の仏陀』では、次のように説かれています。

人には、それぞれ、自然なる生き方というものがある。
それぞれの人に、それぞれの中道がある。(p71)
おまえたちが心しなければならぬことは、
自分の名前で他人の人生を生きることではなく
自分の名前で自分の人生を生き切るということなのだ。

奇跡の実現に向けて

・ここにあげた三つのポイントは、天上界とつながるための三つのポイントでもあります。