・この記事は「奇跡物語」の参考資料です。
・7月22日より連載する新シリーズ「奇跡物語」をよりよく理解するための周辺知識や真理の知識の紹介を行います。
・「奇跡物語」に関しては、
⇒SEG200601「『奇跡物語』の予告」
⇒MS000「『奇跡物語』と天上界からのインスピレーション」
をご覧ください。
⑩ 心のなかに神を発見する最大の幸福体験
・資料18では、「ピエールがプラトンから『今を生きている幸福』を学んだ」というお話をしました。
・ここはその続きです。
・ピエールは、捕虜収容所で、どんな環境下でも幸福を感じることのできる悟りの境地を学びました。
・その後、フランス軍が壊滅し、ピエールは自由の身となり、そこでほんとうの幸福な境地を得ます。
・「戦争と平和」では、その境地について次のように語られています。
もう誰もあすの自分を追い立てる者はない、だれも自分の温かい寝床を奪いはしない、午後の茶や夜食は間違いなく自分を待っているのだ、・・・
喜ばしい自由の感じ、人間固有な奪うことのできない完全な自由の感じ、モスクワ出発後はじめての休憩の時に経験した自由の意識が、健康の回復につれて彼の心にしみてきた。彼はいっさいの外部の状況に支配されないこの内面の自由が、今はさらに外面の自由を加えて、ありあまるほどのぜいたくにみちみちているのに驚いた。
以前彼がたえず苦しみ求めていたもの、すなわち人生の目的は、いま彼にとって存在しなかった。・・・
彼は目的をもつことができなかった。なぜといって、彼はいま信仰をもっていたからである。それは何らかの法則や言葉や思想に対する信仰ではなくて、常に感知しうる生きた神に対する信仰であった。以前、彼はみずから課した目的のなかに神を求めていた。この目的の探究は要するに神の探究にほかならなかった。ところが、捕らわれの身となっているうちに、とおい昔に乳母が言って聞かせた言葉ー「神様は、ほらあれです。そこにでも、どこにでもおいでになります」ということを、言葉や理屈でなく直感をもって忽然と悟ったのである。
彼は捕らわれの身となっているうちに、カタラーエフの内部にひそんでいる神の方が、フリーメーソンの認めている宇宙の建設者よりも、はるかに偉大で、無限で、とうてい捕捉しがたいものだということを知った。
・以上の言葉の説明は次回にします。
(7月16日)
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参考資料の公開予定
・参考資料の公開予定は以下の通りです。
・⇒MSR001「トルストイの『戦争と平和』の主人公ピエールの体験と私の体験」
・⇒MSR002「『戦争と平和』は聖書である」①
・⇒MSR003「『戦争と平和』は聖書である」②
・⇒MSR004「『戦争と平和』は聖書である」③
・⇒MSR005「『戦争と平和』は聖書である」④
・⇒MSR006「フリーメーソンと幸福の科学」①
・⇒MSR006「フリーメーソンと幸福の科学」②
・⇒MSR006「フリーメーソンと幸福の科学」③
・⇒MSR006「フリーメーソンと幸福の科学」④
・⇒MSR006「フリーメーソンと幸福の科学」⑤
・7月6日~7月17日 「ピエールの悟りへの道」①~⑪
・7月18日~7月21日 「『戦争と平和』と『太陽の法』」①~③
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・⇒G104「幸福ガイダンス④ 心の幸福と発展の両立(私の体験と奇跡物語)」
・⇒G105「幸福ガイダンス⑤ 絶対信仰、絶対幸福」
・⇒G106「幸福ガイダンス⑥ 絶対信仰から奇跡物語へ」
・⇒G107「幸福ガイダンス⑦ 奇跡物語」