MSR018 「奇跡物語」参考資料18 ピエールの悟りへの道⑧

・この記事は「奇跡物語」の参考資料です。
・7月22日より連載する新シリーズ「奇跡物語」をよりよく理解するための周辺知識や真理の知識の紹介を行います。

・「奇跡物語」に関しては、
⇒SEG200601「『奇跡物語』の予告」
⇒MS000「『奇跡物語』と天上界からのインスピレーション」
をご覧ください。

⑧ 極限の苦しみを幸福に変えたピエールの体験

・ピエールが悟りを得るための最大の試練が捕虜収容所での苦しみでした。

・ここでピエールは二つの試練にあいます。

・一つは、飢えと寒さという極悪の環境です。
・もう一つは、死の恐怖です。
・ピエールは死刑の直前にまでいき「死を覚悟した」その時に助けられます。

・「戦争と平和」では、ピエールだけでなく、多くの人々の「飢えと寒さの厳しさ」、「病気の悲惨さ」、「死の恐怖」の場面がでてきます。

・フリーメーソンの秘法にしたがえば、これは神様が人類に与えられた「火と水の試練」ということになります。
(ただし、神様はこうした「厳しい環境下でなくても人間が成長できる道もひらいてくださっています。)

・実際に、このあとピエールは悟りを得て大きな幸福を手にします。

・ピエールは、幸福をえたあとに「苦しみ」をこうふりかえります。

「不幸だ、苦痛だ、と皆は言いますが」とピエールは言った。「もし人がいま私にむかって、捕虜になる前までのままでいたいか、それとももう一度はじめからあんなことを残らずやりなおしたいかときいたら、私はどうかもう一度捕虜になりたい、馬の肉を食べたいと言うでしょう。私たちは踏み慣れた生活の軌道から放り出されると、もう万事休すと思ってしまいます。ところが、実際はそこに初めて新しいものがはじまるのです。命のあるあいだは幸福があります。

・「戦争と平和」のなかでは、ピエールの他にも、愛を悟ったアンドレイは戦争で大きな傷を負いますが、安らかな心であの世に旅立ちます。
・婚約者を裏切って自殺を計ったナターシャは、神の愛に救われます。
・神を信じ続けたマリヤとまじめに生き続けたニコライは結婚し、幸福な家庭生活に恵まれます。
・ロシア全体のことを考え続けたロシアの最高司令官のクトゥーゾフは、最後は、ナポレオン軍を破ることに成功します。

・一方、欲望にほんろうされた人々は、死の恐怖、貧乏の恐怖、病気の恐怖で苦しみ続けることになります。

(7月14日)

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参考資料の公開予定

・「奇跡物語」参考資料の公開予定は以下の通りです。

⇒MSR001「トルストイの『戦争と平和』の主人公ピエールの体験と私の体験」
⇒MSR002「『戦争と平和』は聖書である」①
⇒MSR003「『戦争と平和』は聖書である」②
⇒MSR004「『戦争と平和』は聖書である」③
⇒MSR005「『戦争と平和』は聖書である」④
⇒MSR006「フリーメーソンと幸福の科学」①
⇒MSR006「フリーメーソンと幸福の科学」②
⇒MSR006「フリーメーソンと幸福の科学」③
⇒MSR006「フリーメーソンと幸福の科学」④
⇒MSR006「フリーメーソンと幸福の科学」⑤
・7月6日~7月17日 「ピエールの悟りへの道」①~⑪
・7月18日~7月21日 「『戦争と平和』と『太陽の法』」①~③

 

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⇒G102「幸福ガイダンス② この世とあの世を貫く幸福の実現法」
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⇒G104「幸福ガイダンス④ 心の幸福と発展の両立(私の体験と奇跡物語)」
⇒G105「幸福ガイダンス⑤ 絶対信仰、絶対幸福」
⇒G106「幸福ガイダンス⑥ 絶対信仰から奇跡物語へ」
⇒G107「幸福ガイダンス⑦ 奇跡物語」