・これはシリーズ2「ほんとうの自分の発見」の記事です。
・ほんとうの自分の六番目の力は、科学技術を生み出したり、それを生かしたりする力です。
🙂 科学技術と心の発展のバランス
現代は夢のような時代である
・まず、私たちが知らなければいけないことは、「現代という時代は、昔に比べたら夢のような生活が送れる時代だ」ということです。
・千年前には一年かかってつくっていたものを、一日でつくることが可能な時代です。
・一年中快適な環境のもとに生活することもできます。
・その気になれば、一日で、世界中の多くの地域に行くことができます。
・いながらにして世界中の人と交信することができます。
・この発展は、経済力の発展であり、科学技術の発達によるものです。
・この事実を「当たり前」と思っているのが慢心です。
・慢心をしていると、必ず反作用が起きます。
(現在起きている天変地異はその現われの一つです。)
(参考 ⇒S001「神様が人類に与えられた三つの課題」)
(ちなみに、「慢心 ⇒ 失敗 ⇒ 主の教え ⇒ 教えの実践 ⇒ 奇跡の実現」が、当サイトが考えている奇跡の方程式です。
⇒A9A04d「四正道と幸福の科学の奇跡の方程式」)
科学文明の弊害
・科学文明は夢のような文明ですが、同時に、放っておくと人間の心を害する文明になります。
・都会的競争社会は多くのストレスを生み出しています。
・人間不信を生んでいます。
・大川隆法総裁先生は「経済原理が人間の心を狭くしている」と説かれています。
(参考 『幸福への道標』)
・現代の悲劇は、「経済や科学技術の発展」と「心の発展」のバランスがとれていないことにあります。
🙂 科学技術の発展と心の力の統合
・それでは、
経済や科学技術の進歩と心の力を融合させるにはどうしたらよいのでしょうか。
・そのためには、次のように考えるのがよいと思います。
① 発展した社会は、多様性の社会であることを知る
・発展した社会では、多様な人が集まり、多様な生き方が展開しています。
・ニューヨークなどがその典型例です。
・多様な人間が集まれば、弊害もたくさんあります。
・まず、そのことを覚悟しなければいけません。
(どんな組織でもこれが起きていると思います。)
② 多様性社会で、価値観の衝突が起きればストレスを生むことを知る
・多様性の社会でストレスが大きくなる原因は価値観の衝突です。
・この価値観の衝突を混乱ではなく、発展に結びつける努力が大切になってきます。
③ 多様な人々の強みを連携することができれば、社会は発展することを知る
・多様性があるということは、発展するための大切な要素でもあります。
・それぞれの人が、お互いの価値観を認め合い、協力することができれば、社会は大調和の発展を遂げることができる。
・その方法が、「智慧の力」の項でお話をした弁証法的発展です。
(⇒A204「智慧の力を得るための三つの真理」)
・『青銅の法』では、次のように説かれています。
この世において、まったく同じような人たちばかりが生まれても困るわけです。そのため、男女の違いや年齢の違いがあり、外見についてもいろいろと違いがあります。
(ここに、当サイトの提唱している「中道の幸福論」の根拠があります。)
人それぞれのさまざまな能力があるものなので、「この人はこういうことができるのではない」というように、能力があることに気づき、それを発揮するように勧め、やってのけさせると、自信がついて、だんだんプロになっていく人も出てきます。
どこかで、自我我欲の部分を少し抑え、「自分が他人さまのためにできることはないか」と考えていくような方向に行かなければなりません。
無私であること、自分のなかの「私」というものをなくしていくことは、とても難しいことです。本当に、とてもとても難しいことなのです。
😉 個人レベルでの弁証法的発展
・上の話を個人レベルに引き寄せて実践するためには、次のような手順になります。
① それぞれの人間は、自分の価値観を確認する
・たとえば、進歩タイプの人間は、発展が幸福です。
・平和タイプの人間は、平静心が幸福です。
・協調タイプの人間は、人との調和が幸福です。
(つまり、人間によって「正見」が真逆になるのです。これが法の実践の難しいところです。)
② 他の人間の価値観も知る
・お互いの価値観が違うことを認識して、自分の価値観を押しつけないようにすることが必要です。
(かんたんに言えば、「人を批判しているときに、自己保存の気持ちがないかどうかの反省をしてみること」です。)
(これが「正思」です。)
③ 自分の違う価値観を持つ人の協力で自分の価値観が手に入ることを知る
・進歩型の人間が発展をするためには、エネルギーを充電する必要があります。
・エネルギーを充電するには、平静な心やまわりの協力が必要です。
・調和型の人間が平和な環境を手に入れるためには、経済的独立や、科学技術の力が必要です。
・経済的力、科学技術の発展には、進歩型の協力が必要です。
(かんたんに言えば、「いやな奴の成功を祝福すること、できれば協力し合うこと」です。)
(これができれば菩薩になれます。)
🙂 「愛の力」と「知の力」
・上のお話は、理屈ではかんたんですが、現実の世界では難しいです。
・現実には、だれでも、どうしても、「自分が正しい」と考えてしまいます。
・そして、相手を非難する気持ちが起きてきます。
・それが、ストレスを生み、大きくは戦争の原因になっています。
・したがって、弁証法的発展をするためには、二つの力が必要になります。
・一つは、自分の愚かさを知る「智慧の力」です。
・もう一つは、他人のことを知る「愛の力」です。
・この二つの力がそろったときに弁証法的発展ができます。
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