SG003 『黄金の法』第3章 仏教の思想

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・この記事は、シリーズSG「『黄金の法』講座」の記事です。

・今日のテーマは、「第3章 仏教の思想」です。

・『黄金の法』の第3章は、東洋の歴史が説かれています。
・東洋史の中心は、釈迦仏教です。
歴史の中核にあるのは、それぞれの時代に説かれた偉人・聖人の思想です。

・『黄金の法』では、仏教思想を五つの柱で説明しています。

・今日は、2点に絞って説明します。

 🙂 縁起の理法

・一つ目は「縁起の理法」です。

・縁起の理法の論点は、次の三つです。

① 幸福論
・縁起の理法は仏教における幸福哲学です。

② 智慧
・智慧とは縁起の理法を見抜くことでもあります。

③ 積少為大
・縁起の理法の結果は、積少為大という成果につながります。

幸福論

人間の最大の幸福の一つは、「自由の幸福」です。
(「不自由が最大の苦しみ」と言う方がわかりやすいかもしれません。)

・自由の幸福とは、次の三つです。

① 信仰の自由の幸福
(信仰自体も幸福ですし、信仰すれば心も変わります。)

② 努力する自由の幸福
(努力自体も幸福ですし、努力すれば環境もかわります。)

③ 真理を実践する自由の幸福
(真理の実践自体も幸福ですし、真理を実践すれば自分も周りも変わります。)

・縁起の理法によって私たちは、幸福になることができるのです。

・信仰の自由の幸福『釈迦の本心』では、次のように説かれています。

仏教の幸福哲学は何に集約されるかと言うと、それが「因果の理法」という言葉なのです。
すなわち、幸福という結果を手に入れるためには、幸福という果実が実るだけの種をまき、水や肥料をやり、日ざしをあてて、成長させる必要があります。これが成功哲学の一法則なのです。

人間は、努力すれば努力をしただけ幸福になる。
・私たちは、こんなかんたんで、ありがたい宇宙の法測のなかで生きているのです。

 😐 人生の苦しみの原因と人間のほんらいの姿

・今日の二つ目の論点は、「人生の苦しみと人間のほんらいの姿」です。

思想

・『黄金の法』では、釈迦仏教の柱として「縁起の理法」の他に、次の四つの柱が説かれています。

① 実相世界と地上世界との関り
・あの世がほんらいの世界であるり、地上世界が「苦」の世界であることが説かれています。

② 八正道
・「苦」から抜け出す方法を説いたのが八正道です。

③ 六波羅蜜多
・ほんらいの叡智あふれる姿になるための教えです。

④ 空の思想
・執着を断つための教えでもあり、ほんらいの姿を説いた教えでもあります。

実践論

・これらの思想は、実践論としては、次のようにまとめられると思います。

① 人間の苦しみの原因は執着である
・「地上こそが真実の世界と思い、地上人生に執着をした、肉体中心の考え方が『苦』の原因である」ということです。

② 人間のほんらいの姿は光である
・人間は霊であり、あの世がほんらいの世界です。

・自分が「光そのものである」と認識できたときに、人間は最高の幸福を手にいれることができます。