病気の意味(霊的な原因)
魂修行の材料としての病気
- 病気のほんとうの原因を知るためには、病気の意味を知る必要があります。
- 人間は魂修行のためにこの地上に生まれてきます。
- 病気は、仏教でいう「生」「老」「病」「死」という避けられない「苦しみ」の一つです。
- つまり、魂修行の一つの材料として、人生の途上で出会うものです。
- 病気の意味は、重い病気と軽い病気で少し違う面があります。
重い病気の意味
- 重い病気の意味として考えられるのは、次のようなことです。
1 休息の時
- 働きすぎて無理をしている人は病気になります。
- 幸福の科学の『常勝思考』では、次のように説かれています。
なぜ、あるときに人間は病気になるのでしょうか。病気になるには、その前段階が必ずあります。助走期間のようなものがあります。体のどこかが痛んだり、調子が悪くなったりして、通常どおりの働きができなくなってきます。これは、ある意味で、自然が人間に休養を命じているときでもあるのです。
2 反省の機会
- 病気の原因は、無理をしすぎることです。
- 無理は、自分にとってマイナスなだけではなく、まわりの人を巻き込んでいることがよくあります。
- したがって、無理をしている人は、どこかで反省をする必要があります。
- 前述の『常勝思考』には、次のような文が続いています。
こうした(結果だけを見て喜んでいるような)人たちは、どこかで何らかの挫折がなければ、ほんとうの人間にはなれないと思います。その挫折は、仕事上の挫折か、あるいは健康上の挫折か、どちらかだと思います。自然の摂理というものは、その人に必ず反省の機会を与えてっくれるのです。
3 感謝のとき
- 病気になると、人は、健康のありがたさを知るようになります。
- 自分の無力さを知った時に、人に対する感謝の気持ちがわいてきます。
- 自分を振り返る時間を持てば、人のありがたさを知るようになります。
軽い病気の意味
- 軽い病気の意味として考えられるのは次のようなことです。
1 警告
- 重い病気になる前の警告です。
- これに気がついて、反省や感謝ができれば、重い病気になることなく、人生修行の目的を達成することができます。
2 治癒の過程
- 軽い病気を放っておいたときに、すべてが重い病気になるわけではありません。
- 実は、病気の症状というのは、「病気」の印ではなく、「病気が治っている」ことの印なのです。
- 熱がでたり、炎症で赤くなったりするのは、病気を治すために、血流量が増えるからです。
- 膿がでたり、咳がでるのは、下痢をするのは、異物を体外に出すためです。
- したがって、病気を治すつもりで、病気の症状をおさえようとすると、かえって病気を悪化させることがあるので注意が必要です。
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