SS002 『太陽の法』第1章 - 普遍の真理と変転する世界

・この記事は、シリーズSS「『太陽の法』講座」の記事です。

 🙂 魂に刻印しておきたい主の教え

・シリーズSSでは、私が魂に刻印しておきたいと思っている『太陽の法』の学びの要諦を紹介します。

・主の教えは、無限の価値のある貴重な教えです。
・「学んだ教えはあの世に持って還ることができる」と教えられています。

・しかし、残念ながら、私たちの能力には限界があり、そのすべてを学ぶことはできません。
・そこで、教えに優先順位をつけて学ぶことが必要になると思います。

・そこでこのシリーズでは、私が「来世に持って還りたい」と思っている教えを紹介します。

 🙂 普遍の真理と変転する世界

要点

・『太陽の法』の第1章のなかで、魂に刻印したい教えの要点は、次の二点です。

① 生々流転の法則

『太陽の法』では、次のように説かれています。

人間は、この地上に生まれて以来、あの燦燦と光を投げかける太陽のもとに、さまざまの存在を見たり、生きとし生けるもの、ありとしあらゆるものを見てきました。そこに、ひとつの真理であるところの、普遍の法則があることを私たちは見抜かねばなりません。
そして、その法則こそ、生々流転の法則なのです。
(生々流転の法則とは、)この地上のものには誕生のときがあり、生長のときがあり、衰退のときがあり、そして、消滅のときがあるということです。(p23)

② 不変の実在

・生々流転の奥にあるのが普遍の真理です。

『太陽の法』では、次のように説かれています。

時間の流れの中で流転する存在の背後には、永遠に変化しないなにかがあるのです。(p26)

変化のなかにあって変化しないなにか、流転のなかにあって流転しないなにかがあるのです。そして、このなにかこそが、あるときは実在といわれ、ある時は理念といわれ、また、あるときはイデアといわれるものなのです。
人間の本質は、時間の流れのなかで流転してゆくはかない存在ではなくて、永遠に不変の実在なのです。この不変の実在こそ、生命であり、魂であり、霊であります。(p27)

真理は一つである

・「上の教えが、なぜ、大切なのか」ということに関して、大きくは二つの観点があります。

① 真理は一つである
・神とは真理であり、光です。
・真理は本来一つのものです。

真理はシンプルです。
・「与える愛」とか、「縁起の理法」とか、すごいかんたんなことです。

⓶ 一つの真理が様々なものに展開している
・(神の)光が、いろいろなものに展開しているのが世界の真実です。
(この宇宙というのは、本来一つであるところの真理がいろいろな姿を現している世界なのです。)

・本来の世界は光の世界です。
・根本仏の光が七色に分かれ、さらにそれが凝集したり拡散したりしてこの宇宙ができているのです。

③ すべての事象は真理の観点から説明できる
・逆に言うと、「すべての現象は真理の観点から説明できる」ということです。
(すべての現象は、弁証法的発展の現れです。)

今回の結論

・この地上のものは、春夏秋冬の生々流転の法則のなかで生きている。
・その奥には、普遍の真理、不変の実在がある。