MS1205 「奇跡物語」40 信仰心と仕事能力

「奇跡物語」
・至高神主エル・カンターレの直説金口の法が説かれる奇跡の時代。人類に襲いかかるハルマゲドンの危機。そこに隠された地球の未来計画。
そのなかで貯金残高200万円、年金暮らしの老人が、「絶対幸福」と「1億円の財産づくり」を目指す、実話に基づいた現在進行形の小説です。
(月曜日から土曜日までの毎日17:07に公開予定です。)

・詳しくは、⇒GMS01「『奇跡物語』の御案内」をご覧ください。

(以下本編)

[信仰心と仕事能力]

「信仰と仕事能力の両立ができていない」

・さとるは、弟子の「信仰心と仕事能力の問題」を指摘した。
・「ヤイドロンや紫央さん*が言っていたことは、『サンガの問題点は、仕事能力がある人間は信仰心が深くならないし、教学や禅定が好きな人間は仕事能力が低い』ということだ。」

*紫央さん:幸福の科学総裁補佐

・「職員の信仰心と仕事能力の問題は幸福の科学にとって最も大きな問題点と言ってもいいと思う。先生は、幸福の科学ができたはじめのころからこの話をされていた。私が職員になって初めて聞いた説法は『イエス様は、なぜ、十字架にかかったか』というお話だった。『イエスの弟子は<イエス様が霊能力で何とかしてくれるだろう>と思って、やるべきことをしっかりやっていなかったから、イエス様が十字架にかかった』という話だったよ。」
・「今でも、『主が霊能力を使って人類滅亡の危機を起こさないようにしてくれる』と思っている信者はたくさんいるんじゃないかな。」

・「私もそう思っていた」と、マリリンは答えた。

・「しかし、弟子が仕事をしなければ危機は起きる。でも仕事ができる人間は、『自分のやっていることが正しい』と思って、自分勝手に教えを解釈するようになる。つまり、信仰心が薄くなっていく。だから、信仰心と仕事能力の両立は難しいんだ。私の職員体験からも、成果を出そうとすれば心の修行がおろそかになるし、自分の修行のことを考えればなかなか成果は出せないということはあった。」

・「結論は、一人ひとりが個性を発揮しながら連携することだと思う。私は、その事例が「項羽と劉邦」の劉邦の戦い方にあると思っているんだけれど、話が難しくなるから今日はやめておく。」
(さとるは、この時点では、劉邦の漢軍の強さの秘密*を頭で理解していただけだったが、そのあとのエル・カンターレ祭の時に霊的に悟るようになる。)

*劉邦の漢軍の強さの秘密:参考資料30~31参照

(9月11日)

「奇跡物語」
⇒MS0000「プロローグ - 真実の世界、幻の現実」

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⇒MSR001「トルストイの『戦争と平和』の主人公ピエールの体験と私の体験」

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