「奇跡物語」
・至高神主エル・カンターレの直説金口の法が説かれる奇跡の時代。人類に襲いかかるハルマゲドンの危機。そこに隠された地球の未来計画。
そのなかで貯金残高200万円、年金暮らしの老人が、「絶対幸福」と「1億円の財産づくり」を目指す、実話に基づいた現在進行形の小説です。
(月曜日から土曜日までの毎日17:07に公開予定です。)
・詳しくは、⇒GMS01「『奇跡物語』の御案内」をご覧ください。
(以下本編 第3章 3 「コロナパンデミック狂騒曲」)
[不幸の予言と信者の大騒ぎ] 4月2日(木)
・「なんか、みんな大騒ぎしているんです。これから世界恐慌が起きるんだって。食料の買いだめをしておいたほうがいいみたいですよ。」
・さとるが朝川町の学習会から帰ってきた翌朝、マリリンから電話があった。「今、幸福の科学の信者の間では大騒動が起きている」というのだ。うわさのもとは、「北里柴三郎の霊言」であった。北里柴三郎の霊によると、「現在の医療の力ではコロナパンデミックをおさえることはできない。5億人以上の人が死に、世界経済は大恐慌になり、原始生活に戻る可能性もある」ということである。
・<またか>と、さとるは思った。警告の予言がでるたびに、幸福の科学の信者は大騒ぎをする。1990年代に世紀末が叫ばれていた時には、「地震が起きる」と言って大騒ぎをした。オーム真理教の事件のときも、「飲み水にサリン?がまかれるので飲料水を確保するように」と言われた。最近では、「北朝鮮からミサイルが発射されるから非常事態に備える」という騒動もあった。
・さとるには、<これらの指示が主の真意である>とは、とても思えない。
・主が危機の予言をされるのは、人類への警告のためである。主が、「ノアの箱舟のように、幸福の科学の信者だけを生き長らえさせて、新文明をつくろう」と思っているはずはない。しかし、危機の予言があると、信者の間では、なぜか、「自分たちだけが生き延びればよい」という話が広がるのである。
・<「北里柴三郎の霊言」には、ほかの意味も含まれているだろう。>
・「わかった、明日『北里柴三郎の霊言』を聞いてくるよ。』、そう言って、さとるは電話を切った。
(11月11日)
「奇跡物語」目次(現在公開中の記事)
・第1章 奇跡のはじまり
1 復活
2 さとるの苦悩
3 発展の構図
4 火と水の試練
・第2章 光の世界
1 光る人生
2 使命の実現へ
3 絶対幸福の世界
・第3章 中国終わりのはじまり
1 コロナパンデミックのはじまり
2 生々流転の法則
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