🙂 神の愛を感じる - 古代の最大のキリスト教的思想家アウグスティヌス
・⇒SEG200521「神の愛を感じるには」で、「神の愛を感じるには、神様の愛を感じた人の体験談を読むとよい」というお話をしました。
・前回から2回にわたって、古代西洋の最大のキリスト教的思想家アウグスティヌスの体験談を紹介しています。
・前回は、「アウグスティヌスは肉欲と霊性を求める理性の間で苦悩をしていた」というお話をしました。
・今回は、回心をしてその苦悩から脱する時ののお話です。
・「告白」では、回心の場面が次のように描かれています。
・まず、(回心の)決心を仕掛けては、決心できない様子が描かれています。
わたしは心のなかで、「いまこそいまこそ」とひとりごとをいっていた。そういいながらももう決心しかけていた。わたしはもう決心しかけていたが、しかしじつは決心しなかったのである。・・・そしてもう少しでとどくところであったが、なおすこしたりなかった。・・・わたしが別人になろうとする瞬間は近づけば近づくほどますます大きな恐怖をわたしの胸に打ち込んだ。
・こうした苦悩のなかで、貞潔の声はだんだん大きくなり、誘惑の声はだんだん微弱になっていきました。
・そして、アウグスティヌスは悔恨の涙を流します。
深い考察によってわたしの悲惨のすべてが心の奥底から引き出して、「わたしの心の前に』積み上げたとき、激しい嵐がおこって、激しい涙のにわか雨をもたらした。わたしは声をあげて涙を流しつくそうと立ち上がって、アビリウスから離れた。
・この後に「取って読め、取って読め」という神の声を聞くのです。
わたしの心はひどく苦しい悔恨のうちに泣いていた。するとどうであろう、隣の家から、男の子か女の子かは知らないが、子供の声が聞こえた。そして歌うように「取って読め、取って読め」と何度も繰り返していた。・・・それでわたしはあふれ出る涙を抑えて立ち上がり、わたしが聖書を開いて最初に目にとまった章を読めという神の命令に他ならないと解釈した。
・聖書には次のような言葉が出ていました。
最初に目に触れた章をだまって読んだ。「宴楽と泥酔、好色と淫乱、争いと妬みを捨てても、主イエス・キリストを着るがよい。肉の欲望を充たすことに心を向けてはならない」。・・・この節を読み終わると、たちまち平安の光というべきものが私の心の中に満ち溢れて、疑惑の闇はすっかり消え失せたからである。
・アウグスティヌスは悔恨の涙を流すことで、心の曇りがとれ、神の言葉(光)を心の中に満たすことができました。
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新シリーズの告知
「夢の実現・奇跡物語」
-夢を実現する現在進行形の参加型小説-
(エル・カンターレ文明創造の熱意のある方はだれでも参加が可能です。)
【2020年から始まる中国コロナ危機のなかで、神の愛に目覚め、創造の自由によりエル・カンターレ文明建設に向かう神の使徒たちの物語】
・第1篇[ハルマゲドンのはじまり]:映画「世界から希望が消えたなら」から始まるハルマゲドンの様子と神の使徒たちの奇跡実現の物語。
[世界編]:神の世界計画と中国の全体主義の終わりのはじまり。
[伝道編]:パンデミックの恐怖のなかで、神の愛に目覚め恐怖心を克服して絶対幸福の境地を得る人々の姿。
[経済編]:経済崩壊のなかで、投資の成功から創造の自由により真理経済(真理本位制経済)のモデルをつくる人々の姿。
詳しい内容は、⇒SEG200601「新シリーズ『奇跡物語』の予告」をご覧ください。
・本編は7月14日から公開の予定です。
・6月23日から「奇跡物語」をよりよく理解するための参考資料を公開します。
・6月23日~6月26日 「『戦争と平和』は聖書である」①~④
・6月27日~7月2日 「フリーメ―ソンとは」①~⑤
・7月3日~7月13日 「ピエールの悟りへの道」①~⑪