[真理の勝手な解釈の症状]
・「映画からの学びと真理の学び方」の続きです。
・前回までに、「人間は真理を学んだ時に、自分勝手な解釈をして、間違った『正しさ』を真理であると勘違いする」という話をしました。それが特徴的にでているのが、シャンバラの解釈です。これは「与える愛」とは何かという「私たちの活動の本質」とも強く関連してくる話です。今回は、その説明をします。
① 真理の勝手な解釈をするときの症状
・私たちが真理の勝手な解釈をするときの症状としてでてくるのは、「主のお話がスーッと自分の心に入ってこない感じ」です。
・シャンバラの話を例にとると、おそらく多くの方が疑問に思ったのは「『シャンバラの秘密』で、なぜ、『サナート・クマラの霊言』なのだろうか?」ということだと思います。これが、真理の勝手な解釈をしている前兆です。(答えはあとで。)
・私が疑問に思っていた例を紹介します。
・私が疑問に思っていたのは、「老荘思想の無為自然」と「仏教の諸行無常」の違いです。
・ヘッセは釈尊をモデルとした「内面への道」という小説を書いています。私は、この小説が大好きで、学生時代に「これが釈尊の教えを描いたものだ」と思って仏教にあこがれを持ちました。しかし、主は、「ヘッセが描いたものは老荘思想に近いものだ」と説かれました。私とっては、どちらも執着を断つ思想なので、この違いがわかりませんでした。
・『シャンバラの秘密』で書かれていることで疑問に思うのは、バットマンや芥川龍之介の話です。「バットマンは正義のヒーローなのか、裏の住人なのか」という疑問を持たれた方も少なくないと思います。
② 私たちの勘違い
・上にあげた疑問は、「表の世界と裏の世界の定義」を勘違いしているからでてくる疑問です。あるいは、「愛の世界、悟りの世界の勝手な解釈」をしているからでてくる疑問です。
・私たちは、「表の世界とは愛の世界である」と教わっています。「悟りとは執着を断つこと」と教わっています。「与える愛とは人を苦しみから救うこと」と教わっています。
・そして、「多くの人を救ったら表の高級霊界に還れる」と思っています。「執着が少なければ少ないほど、この世での修行が進んだ」と思っています。
・しかし、これが勘違いなのです。真理の勝手な解釈なのです。
(次回へ続く)
(6月30日)
⇒MSO250625 映画「ドラゴン・ハート」からの学びと真理の学び方
⇒MSO250627 映画「ドラゴン・ハート」からの学びと真理の学び方②
⇒MSO250630 映画「ドラゴン・ハート」からの学びと真理の学び方③
⇒MSO250701 映画「ドラゴン・ハート」からの学びと真理の学び方④
⇒MSO250702 映画「ドラゴン・ハート」からの学びと真理の学び方⑤
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「奇跡物語」
第一篇 『鋼鉄の法』篇(火と水の試練)
[宇宙戦争編]:コロナパンデミックが起き、米中戦争が始まる。
[心の法則編]:天上界からのインスピレーションを受けたサトルは絶対幸福の境地をかいま見るようになる。
[投資編]:経済崩壊のなかで、株価の下落を見込んだサトルに対し、実際の市場はバブルを形成し、サトルの投資成績はマイナスに終わった。
さとるの受けているどのインスピレーションが「高次元の世界から来ているのか」、「表の世界から来ているのか」、「裏の世界から来ているのか」、はたまた「闇の世界の影響もうけているのか」、そして「ほんとうに人類の救済ができるのか」、その結果は第二篇以降で次第に明らかになってくる(と思われる)。
第二篇 『秘密の法』篇(宇宙戦争の真実)
ユートピア建設に向けて、「絶対幸福の境地」と「1億円の資金作り」を目指すサトルは、「心のなかの宇宙戦争」を経験し、『秘密の法』に説かれている教えを実践して、自分の「常識」を変え、世界を、より美しく、喜びに満ちたものにすることができた。そして、自分の人生の目的と人生計画を確信した。
「奇跡物語」第二篇はその実践記である。
第三篇 『エロ―ヒムの降臨』篇(新しい経済学の創造)
ハルマゲドンの危機は、徐々に一人ひとりの生活にまで迫ってくるようになった。バブルの大崩壊、世界的な食糧危機、戦争の危機、金融崩壊は避けられないものとなった。そして、日本においては国家の財政破綻も間近に迫っている。
そんななかで、さとるたちは新しい経済学を打ち立て、善人がサバイバルをして新しい文明をつくる道を探る。
第四篇 『太陽の法』篇(太陽が昇る時)
ロシアのウクライナ侵攻が始まり、世界経済は記録的なインフレとなりバブルは崩壊をはじめ、スタグフレーションの道を歩み始めた。
さとるたちは、「たとえ空に雲海がひろがっても、その上に太陽が輝いていること」を世界の人々に知らしめる。
公開済みの記事をご覧になりたい方は、
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