A9B01 劣等感克服の歴史

・この記事は、シリーズ9Bの一番めの記事です。
・シリーズ9Bのガイダンス記事は、A9B00「東大16年、幸福の科学23年、劣等感と自己実現の歴史」です。

・私の劣等感克服には、50年近く(あるいは、それ以上)歳月がかかっています。
・したがって、一言で「こうすれば劣等感を克服できます」とお話をしても、それを実践することは難しいと思います。

・そこで、はじめに、劣等感が生じてからそれを克服するまでの60年間に心のなかでどういうことが起きていたかを振り返ります。

 

幼稚園の劣等感の時代

・劣等感の記憶の一番古いものは、ものごころがついた幼稚園の時代にさかのぼります。
・何をやってもダメな子でした。
・幼稚園のころは、自分から見ても、まわりの人から見てもダメな子でした。

 

小学校の矛盾の時代

・小学校にあがってからは、不思議な体験をします。
・自己評価とまわりの評価が反対のことが多いのです。
・あるいは、人によって真逆の評価をします。(大人になってからもそうですが。)
・自己評価としては、ひきこもりで勉強はできる方ではありませんでした。
・しかし、小学校5年と6年のとき、クラスの委員長でした。
(通信簿はオール3でしたが、なぜか、まわりの人間はオール5だと思っていたようです。)

・ちなみに、小学校時代は、恐怖心も強くありました。
(その事情は、A409「恐怖心の克服①」でお話をしています。)

 

心を見つめ始めた高校時代

・劣等感を人生の課題として意識したのが、高校時代です。
・高校(都立青山高校)は進学校に入りましたので、入学時の成績はびりに近かったです。
(本来青山高校に受かる成績ではなかったのですが、倍率が1.0近くだったように記憶しています。私の当時の計算では、落ちた人間は3人でした。)
・高校に入ってから、自分の心を見つめるようになり、「苦しみの原因は見栄だ」と悟りました。

・つまり、15歳の時に、心の戦いを決意して、現実に勝利をしたのが、60歳の時です。
・なんと、私には、劣等感の克服に45年の歳月が必要だったのです

・ただし、「苦しみの原因が見栄」だと(知識的に)悟ったことは、すごく役に立っています。
・その後も、私は、人の評価や世間体のために、勉強したり、大学への進学を考えたことはほとんどありません。
・これが、東大に合格できた一つの理由ではないかと思っています。
・つまり、私の人生においては、東大に合格したから「劣等感が克服できた」のではなく、劣等感と向き合ったことが、東大合格の理由の一つだと思えます。
・東大合格の体験は、シリーズ8「心の力を使った東大合格体験」で紹介をします。

 

東大生の優越感と劣等感

・東大に入ってからは、勉強の劣等感はなくなりました。
・これも、まわりから見れば当然のことと思われます。
・しかし、同時に、ここでも意外な事実の発見をしました。
・前の記事(A9B00)でも書きましたが、「東大のなかでは劣等感がうずまいている」ということです。

・しかし、冷静に考えてみれば当たり前のことです。
・なぜならば、東大というところは優越感の塊のようなことです。
優越感があれば、それを釣り合うだけの劣等感はあるのです

・この当時、同級生を見ると、「高い木にしがみついて落ちるのを怖がっている」ように見えました。
・つまり、「なぜ、あんなに無理をしてがんばっているのだろう」という感じで見ていました。

 

幸福の科学で学んだ嫉妬心との戦い

・この感覚が、嫉妬心の裏返しであることに気がついたのは、幸福の科学に入ってからでした。
・自分の仕事ができないと、どうしても頑張っている人を批判の目で見てしまうのです。

・この辺の自己防衛の心が、ほとんどの人に共通する成功できない理由です

・この克服法をお伝えしたいというのが、本サイトの目的の一つです。

・実は、この克服には、十年以上の歳月が必要なのです。
・幸福の科学の「知の原理」(『悟りの原理』第三部)では、知の発展段階が示されています。
・第一段階 知的格闘の時代
・第二段階 不動の知の確立
・第三段階 奉仕の知
・第四段階 根源的思想

・第二段階の「不動の知の確立」に関して、次のように説かれています。

知の第二段階とは、この忍耐、耐えるという時期であり、と同時に自信を蓄積していく時期でもあるのです。この間にどれだけ自分の自信を蓄積していくか、成功体験を積み、そしていろいろな方面への視野を広げていけるか、これが鍵となっています
この確立期に不動の知を築くことができない場合に、どういうことが現れてるかというと、嫉妬心というかたちで現れてくるわけであります。自分と同じような立場に立っている人、自分より優れている人、あるいは華々しく活躍している人を見ると、ひじょうに心が落ち着かず嫉妬心が出てきます。こういう嫉妬心を感じるうちは、この第二段階にまだ到達していない。こういうふうに考えていいわけであります。

この期間がけっこう長いのです。一生かかってもこれを透過できない方も数多くいると思います。優れた方であっても、他の人びとへの徹底的な愛がでてくるか出てこないかは、この部分にかかっているのです

・「嫉妬心との戦い」は、一生をかけて戦うべき内容なのです。

・本シリーズでは、この戦いの経験を紹介したいと思っています。
・本シリーズは、「会員ページ」で公開します。

(本記事は、シリーズ9Bのサンプル記事です。)
・シリーズ9Bのガイダンス記事は、
⇒A9B00「東大16年、幸福の科学23年、劣等感と自己実現の歴史」をご覧ください。
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・本記事の参考記事は、
⇒A409「恐怖心の克服①」⇒A409b「恐怖心の克服②」です。

 

 

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