MSR32 「奇跡物語」参考資料32 主をお護りするサンガを考える③

「奇跡物語」
・至高神主エル・カンターレの直説金口の法が説かれる奇跡の時代。人類に襲いかかるハルマゲドンの危機。そこに隠された地球の未来計画。
そのなかで貯金残高200万円、年金暮らしの老人が、「絶対幸福」と「1億円の財産づくり」を目指す、実話に基づいた現在進行形の小説です。
(月曜日から土曜日までの毎日17:07に公開予定です。)

・詳しくは、⇒GMS01「『奇跡物語』の御案内」をご覧ください。

(以下参考資料)

主をお護りできる組織

・資料31で、「漢軍は霊的に一つであったから強かった」という仮説を提唱しました。
・ローマ軍や、ナポレオンと戦ったロシア軍にもそのことが言えるのではないかと思います。

① ローマ軍の強さの秘訣
・ローマ軍が常勝のカルタゴ軍に勝てた大きな理由は将軍人事のたくみさと兵站戦にあります。

・カルタゴ軍はハンニバル頼みの軍隊だったのに対し、ローマ軍は負けても負けても入れ代わり立ち代わり将軍がでてきました。
・また、ローマ軍は規律にしたがって戦っていて、兵站もしっかりしていたので、長期戦に強かったと言えます。

・将軍を何人も作れたのも、兵站がしっかりしていたのも、ローマには法があり、ローマ人は法を尊重し、その法に従って全軍が動いていたからと考えられます。
(要するに、「ローマ法のもとに霊的に一つになっていた」と考えられます。)

② ナポレオンの敗戦の理由
・露仏戦争で、フランス軍は、モスクワに侵攻するまでは一つになって戦っていました。しかし、モスクワを占領してから兵卒が掠奪をはじめ、軍の規律が乱れました。
(一般論で、国家も組織も発展途上は一つになれますが、頂上まで行くと分裂がはじまります。)

・一方、モスクワを占領されたロシア軍の兵士たちは愛国心のために戦っているうちに気持ちが一つになってきました。
・このときに、ロシアを護る民族神の力が働いて、フランス軍を撃退できたと推察されます。

・このように、負けているときに理念を含んだ法(理想と規律)があるとそこに霊的な指導が入り、強い組織ができると考えられます。

③ 幸福の科学の活動の霊的側面
・幸福の科学は至高神に導かれている団体なので、霊的に一つになることはかんたんなような気がします。

・しかし、これは、口でいうほどかんたんなことではありません。
・なぜかというと、頭で真理を理解している人にとっては、真理は自分の成功のための手段になってしまうからです。
(つまり、自我の活動を信仰心の活動だと勘違いしてしまうのです。)
・要するに、「自分の考えていることが正しい」、「自分の思い通りにしたい」という全体主義傾向がでてきてしまうのです。

・私が職員をやめて反省したことを二点あげておきます。

・一つは、組織仕事をするときに、「自分の思い通りやればうまくいく」と考えていたことです。
(主は、基本的に自由にさせて、失敗をさせて反省させる教育法をとられています。)
・人間は、ふつう失敗したり、戦いに負けたりしてはじめて反省ができるのです。
(ローマ軍はハンニバルに負け続けていましたし、漢軍は項羽に負け続けていました。反省できる人間は正しい方向を向くことができますが、反省できないと混迷に陥ります。)

・もう一つは仕事の大きさを霊的に理解していなかったことです。
・幸福の科学の仕事は百億人の人間を導くユートピア建設の仕事です。個人の力ではどうにもならないことは頭ではわかっています。しかし、目の前の仕事をしているときや、仲間の仕事ふりを見ているときに、この視点を忘れてしまい、自分の感覚の正しさをおしつけたくなっていました。
(要するに、「守護霊レベルのインスピレーションの仕事ができていたとしても、指導霊レベルのインスピレーションの仕事をしていなかった」ということです。)
(サンガ全体でこれが起きていれば、「霊的に一つになれていない」ということです。)

・主をお護りするサンガをつくるためには、リーダーが信仰心をもって、霊的に一つになることが必要だと思います。

自由、民主、信仰

・ここまでにお話をしてきたことは、2020年幸福の科学が掲げている「自由・民主・信仰」の話とも深い関わり合いのある話です。
・それは、『大川隆法 思想の源流 ハンナ・アレントと「自由の創設」』で明らかになっていると思います。
・この小説あるいは、参考資料では、2020年の8~9月ぐらいの話で書く予定です。(2020年8月28日記)

(9月15日公開)

「奇跡物語」
⇒MS0000「プロローグ - 真実の世界、幻の現実」

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参考資料について

・「奇跡物語」の理解を深めるための参考資料です。

⇒MSR001「トルストイの『戦争と平和』の主人公ピエールの体験と私の体験」

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