H2003 罪を許す力 - 心の傷をいやす

・この記事は、シリーズH「心の戦いの歴史」の記事です。

・2003年に発刊された法シリーズは『大悟の法』です。

・『大悟の法』は、「仏教の自力論と他力論」について説かれた経典です。
・当時の教団の一つのテーマは「弟子の仕事能力」でしたので、『大悟の法』の中心も自力論のところにあったのではないかと思います。

 🙂 「心の傷」の問題

・しかし、講師をしていて感じたのは、信者さんの隠されたニーズは他力論である第2章の「罪を許す力」にあるということです。

・どういうことかというと、信者さんを見ていて(振り返ってみれば、私自身もそうだったのですが)、「心の傷が、いえてない人がほとんどである」ということです。

・ほとんどの人は、劣等感に苦しんでいます。
嫉妬心を持っています。
弱い人間です。

・真理を学んでいても、そうした「マイナスの感情をうまく整理できていない人が多い」というのが現実だと思います。
(信者さんに限らず、現代の日本ではガンにかかる方がすごく多いです。)
(私の印象では、ガンにかかっている多くのひとは「自分が許せていない人」です。)

・そこで、今日は、「心の傷をいやす方法」のお話をしたいと思います。

「苦しみ」の症状

・はじめに、多くの方に現れている症状を確認します。

・ほとんどすべての人は過去に挫折体験、失敗体験があります。
・心が傷ついています。
・劣等感を持っています。

・劣等感の不思議なところは、ほとんどすべての人が劣等感を持っているのにもかかわらず、「劣等感を持っているのは自分だけ」と考え、その劣等感を隠そうとすることです。

・言葉を換えると、ほとんどの人は「自分の心の傷を見るのをいやがります」

・その結果、二つの現象が起きます。

① 人を責める
・一つは、不幸を「他人のせい」、「環境のせい」にすることです。

・自分の悪いのにその原因を人に押し付けようとしますので、事態はさらに悪化します。

② 自分を責める
・対外的には人を責めますが、内心では、自分が悪いことも承知しています。

・そこで、自分を責める気持ちも大きくなっていきます。
・劣等感は拡大していきます。

 😐 何が問題か

・劣等感が問題になるのは、多くの人が、本質が見えないで、グルグル回りの世界に入っていくことです。

・たとえば、仕事で失敗した時に、ふつうは、「仕事の結果」を気にします。
・そこで反省をするときに、「仕事の失敗」の真の原因にまで踏み込める人はほとんどいません。
・ほとんどの人は、結果や、方法論の反省をします。

・ほんとうの反省ができないと、傷ついた結果だけが残ってしまうのです。

私の場合

・私の体験談を紹介します。

・私の場合、講師の仕事をしてうまくいかなかったことは山ほどあります。

・今、考えれば、その原因は明瞭です。
準備不足です。

・表面的には、時間的な問題もありますが、その理由は本質的なところにあったと思います。

・「主に対する感謝の気持ち」とか、
法の価値を考える気持ち」とか、
受講者の幸福を真剣に考える気持ち」とかが十分でなかったいうことです。

・しかし、当時、そのような反省をしたことはほとんどなかったと思います。
・「どうしたら、もっとうまくやれたのか」という方法論を考えていたような気がします。
(具体的な話は、⇒H2001「『奇跡の法』を学ぶ - 私の苦い思い出から」に出ています。)

・なぜ、結果論や方法論に行ってしまうかというと、自分の心を傷をいやすために仕事の結果が欲しかったからです。

ここでグルグル回りが始まります。

・この穴に落ち込むと、悪霊がよってきて、闇はさらに深くなっていくのです。

😉 結論 - どうすればよいか

・対処方法は二つです。

① 自分の心の傷に直面する
・一つは、勇気をもって自分の心の傷に直面することです。

・人間は弱い存在です。
・だれしも劣等感を持っています。
・失敗はだれでもします。
・弱点はあります。
つまらないプライドは捨てて、自分の不完全さを受け入れることです。
(これが「罪を許す力」です。)
(月刊誌387「心の弱さに耐える」も同じことを言っていると思います。*)

(「プライドの問題」と考えてもピンとこないようであれば、シンプルにマイナスの自分をあきらめて受け入れることです。<たとえば体の障害など>)

*月刊誌の学びのポイントを確認しておきます。
・全体主義国家に力がある大きな原因は、「それを正そうとする私たち自身に、共産主義と自由主義の区別がついていないところがある」ということです。

 

② ものごとの本質を見る
・もう一つは、「ものごとの本質を見る」ということです。

・人間は、魂修行のためにこの地上に生まれてきています。
・失敗体験は、魂向上のチャンスです。

失敗の理由は単純です。
愛の不足か、智慧の不足か、努力(エネルギー)の不足のどれかです。
(あるいは全部です。)

・その失敗の原因を真剣に反省することです。
・そして、精進の誓いを立てることです。

(①と②を併せた方法は、『永遠の仏陀』第2章を学んで実践することです。)

 

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